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「えゴメン、メカケってなに…？」
ジェシーが小さく手を挙げて言う。
「２番目とか３番目とかの奥さんのこと、ホントの奥さんが『本妻』で、そうじゃない人のこと、だよ、」
うまく息ができない。
膝で手をぎゅっと握って、視線を上げられないまま説明すると、ジェシーが本当に申し訳なさそうな顔をして、謝ってくれる。
「え、Aごめん、イヤなこと聞いちゃったよね、ゴメン！」
「ううん、気にしないで、ジェシー謝るようなこと言ってないよ？」
そう、それが現実になったら、と怖がってるのは私だ。
隣に座った樹の顔を見ることができない。
「みんな、ちょっとごめん。」
樹がひとこと断って、私を抱き寄せる。
そのままいつものように、横向きで膝に乗せられた。
「ちょっとさっきから不安定なんだよね、お嬢。」
私の背中を撫でながら、みんなに説明する樹。
背中を撫でながら
「大丈夫だよ。」
「相手が誰でも、そんなの必要ねぇし。」
「お嬢がいてくれればそれで幸せなの。」
と安心させるために言ってくれる。
「そりゃあんな強気なお嬢さんが出て来たら、びっくりするわな。」
慎太郎がひとこと言ってから、
「俺、サキコさんにお茶頼んでくる。」
と言って立ち上がると、
「俺が行ってきます。」
とラウールくんが部屋を出て行った。
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月華(プロフ) - ﾘﾝさん» ありがとうございます。これからも遊びに来て下さるのをお待ちしてます。 (2022年10月27日 12時) (
レス) id: 86be01ea37 (このIDを非表示/違反報告)
ﾘﾝ(プロフ) - とても好きな作品です、陰ながら応援しています😌 (2022年10月27日 0時) (レス) @page23 id: b89b825fb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月華
| 作成日時：2022年10月17日 0時
