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可能性はゼロ３ ページ41
「それから。」
立ち上がって、空のパックをごみ箱に突っ込む。
俺とそんなに背丈の変わらない二人を、俺は威嚇するように見つめた。
「万が一。万が一、二人が別れるようなことがあったとしても、俺たちは誰もAちゃんを引き取りませんし、
Aちゃんも俺たちの元には来ませんよ。俺たちとAちゃんはそういう関係なんです。『お兄ちゃんたちと妹』ですから。」
いくら俺たちが女の子に飢えた男子大学生だからって、妹に手を出すほど餓えちゃいませんよ？
そう付け足して、俺はその場を後にした。
まぁ、あの人が俺たちとAちゃんのことをどう勘ぐってんのか知らないけど。
もしも、あのどっちかがAちゃんにちょっかいかけるようなことがあったら、伊沢さんが許さないだろうし。
俺たちもそんなことさせないし。
ていうか、横やり入れられてるって、入れられてるAちゃん本人が気づかないだろうけどね。
というわけで。
これからも、あの二人にちょっかい出しても、成功する可能性はゼロですからね？
お兄ちゃんたちは、気を使うよね、ホント。
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月華(プロフ) - てるさん» コメント、ありがとうございます！応援してくださるだなんて…！がんばります。これからもよろしくお願いします。 (2019年1月29日 22時) (
レス) id: 333e4733fe (このIDを非表示/違反報告)
てる - このお話大好きです、、！！応援しております！ (2019年1月29日 21時) (レス) id: d6f680dd65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月華
| 作成日時：2019年1月27日 22時
