【月刊少女音駒高校 】

彼女の漫画1 ページ7

黒｢そう言えば、お前って一応少女漫画家だよな？｣


貴｢一応ってなんだ一応って。れっきとした少女漫画家だよ馬鹿野郎｣


黒｢どんな漫画描いてんだ？｣


貴｢あっ、この前描いたやつ持ってるよ、クロと研磨参考にしたやつ｣


黒｢えっ、まじか。見せろよ｣


貴｢いいよ別に、はい｣


黒｢…一個聞いて良いか？｣


貴｢どうぞ｣


黒｢このさ、朝遅刻しそうな半分寝かけの幼馴染み背負って登校、まではまだ良いじゃん？｣

黒｢なんでこれ背負ってる方が女なんだ？｣


貴｢ｱｯ、よくぞ気づきましたな黒尾氏、これぞ以前の夜久さんの意見を取り入れた結果ですぞ(ｷﾘｯ｣


黒｢しかもなんか女の方トカサあんじゃん、てかこれ完全俺じゃん。スカート履いてる俺じゃん変態かよ俺｣


貴｢だから参考にしてるって言ってんじゃん。あっ、白尾ちゃんはちょっぴり男勝りな女の子って設定な｣


黒｢骨格まじもんの男だけどな、ふざけんな｣


貴｢あっ、言い忘れてたけどそれもう連載決まってるから｣


黒｢ジーザス(膝から崩れ落ちる)｣

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