【月刊少女音駒高校 】

彼女と締切1［リク］ ページ30

とあるファミリーレストランの１席、私は死体のように机にもたれ、ブツブツと文句を言いながらも手は物凄いスピードで原稿をさばいている。


私のプロ根性に拍手送りたい。


貴｢っあー…死にそう…まじ死にそう｣


黒｢うっせーよ、手伝ってやってるんだからちゃんとやれ馬鹿｣


研｢そうだよ…ほら、終わったら好きな物頼んでいいってさ、クロがおごるって｣


黒｢誰もそんな事言ってねーだろうが。あっおい、やる気出すな止めろ頑張るな｣


ごめん二人共、ちゃんとやる気出すね！と言って原稿を進めるとクロがちょっと涙目になったざまあ。


うんまあ、ベタ塗りとか手伝ってくれてるから一応感謝はしてるし？仕方が無いから？？おごりは冗談ということにしてあげるけどな？？？


野｢あれ、高橋先生じゃないですか｣


佐｢えっ！？高橋さん！？こっ！こんばんは！お久しぶりです！｣


不意に上から聞こえてきた声に反応して上を見ると、そこには夢野先生と以前初めて会ったリボンの女の子。やばい神様が舞い降りた。


貴｢ゆっ、夢野先生！！原稿のトーン貼るのとベタ塗り手伝ってくださいいいい！｣


涙ながらに言うと、仮一つですからね。と悪い顔で言われた。その仮一つで何やらされるんだ私。

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