【月刊少女音駒高校 】

彼女とリエーフ ページ21

黒｢そう言えばさ｣


リ｢はい？｣


黒｢なんでお前ってそんなA大好きなんだ？顔か？｣


リ｢いや、顔じゃないですね、実は、あるきっかけがあるんです｣


黒｢きっかけ？｣


リ｢そう、あれは俺がレギュラーに選ばれたばっかの頃です｣


黒｢また回想入るのかよ、もう慣れたわ畜生｣


リ｢放課後でいきなり一個上の先輩に呼び出されたんですよね…｣

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[リエーフがレギュラーに入ったばかりの頃]


先輩｢お前さ、ちょっとでかくてレギュラーに入れたからって調子乗るなよ？｣


リ｢は？いや、そんな気は全くないですけど｣


先輩｢っ、そーゆお前の態度むっかつくんだよ｣


名前も知らない先輩が思いっきり俺に殴りかかろうとした途端、上から大量の水がかかる


ぱっと見ると三年生の色のリボンをつけた女の先輩がバケツを持ってあちゃーという顔をしている。水をかけたのはあの人か。


先輩｢は…？｣


貴｢あっ、ごめーん。特に悪気はなかったけど水かかっちゃったね。めんごめんご｣


先輩｢ってめ、なめてんのか！？あ？｣


先生｢おい？高橋うるさいぞ。ちゃんと掃除は終わったのか？｣


貴｢あっ、すいませーん、あの先生、外で後輩達がなんか騒いでてー｣


先輩｢っ、やべ｣


その一個の先輩は女の先輩が先生に告げ口しようとしているのがわかると一目散で逃げ出した。


先生｢外？あの灰羽の事か？｣


貴｢あー、すいませーん、やっぱ見間違いだったっぽいです｣


先生が俺を指さして言うと、女の先輩はぺろりと舌を出して誤魔化した。


☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆


リ｢そういう経緯っす。で、三年で高橋って名前の女の先輩探しまくってようやく見つけたんす。｣


黒｢へー、少女漫画みたいな出来事だな｣


リ｢本当ですよね。あっ、Aさん発見！｣


リエーフはAを見つけて一目散に走り出した。

彼女とリエーフ[おまけ]→←彼女と女子校

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