名の無い異能と人間失格。−参− ページ7
太宰さんに聞かれたことはたったひとつだった。
私の異能の名前。それだけ。
でも私は口をつぐんでしまった。
私の異能には、名前が無いから。漫画やアニメみたいに能力名を云って発動させる能力じゃないし、人には言えない話題だから、名前なんて必要無かったのだ。
ましてや、そんなことを話せる友達もいないし。
「だから、せっかくの質問に答えられなくてごめんなさい。」
少し自虐的に笑ってみせると、太宰さんは微笑んだ。
「じゃあ、こうしよう。今から私が友達だ。」
「私の名前は太宰 治。異能は人間失格。今からAちゃんの友達となる人間さ」
とも、達______
ふふっ、と笑ってしまった。
幼い子供の様に笑う彼が愛らしかった。
「っあ。ぇと、太宰さん、人間失格ってどんな異能なのか、詳しく教えていただけます…か?」
やっと彼について知れそうな感じ。
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+α_(θωθ) - 文ストのっ!12巻っ!わん2巻っ!どちらも最高でしたっ!(ごめんなさい黙ります) (2017年4月16日 14時) (レス) id: 97a44b027a (このIDを非表示/違反報告)
+α - シユさん» わ〜ありがとうございますす!!駄作者ですががんばります... (2017年3月4日 18時) (レス) id: 4862f5099f (このIDを非表示/違反報告)
シユ - 面白いですよ (2017年3月2日 20時) (レス) id: 1122e51a69 (このIDを非表示/違反報告)
θωθ - あ"ぁ"ぁ忘れてた((殴 ありがとうございますありがとうございます(泣) 消しておきます…!! (2017年2月25日 17時) (レス) id: 97a44b027a (このIDを非表示/違反報告)
莉希(プロフ) - オリフラたってますよ (2017年2月21日 18時) (レス) id: bc5faab83d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:+α _ (θωθ) | 作成日時:2017年2月21日 18時