この世で最も美しいもの【東リベ】【Fate】 (ページ6)

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Aside

成り行きでファミレスに行くことになった。普段はバイクに乗ってるらしいが、今日はメンテナンスに出してるらしい。

三途「おい。」

『なんですか.... 』

いきなり声をかけられた。急に声をかけられるとどうしてもビビる。

三途「マイキーとはどういう関係だ。妹分って言ってたが、マイキーがそう言った時、少し言い方を濁らせてた。実際はどうなんだ。それに、使い魔なんて言われたら気になる。」

あー、、、やっぱ気になるかぁ。

『言うのは構いませんが、詳しいことは店の中で。どこに飴百の使者が潜んでるかわかりませんから。』

そういうと、三途さんは察してくれたのか、黙ってくれた。しばらく歩くとファミレスについた。ラッシュ前だから人はそれほど多くなかった。

少しびっくりしたのが、席についてとりあえずドリンクバー頼んだ時、三途さんが飲み物を持ってきてくれた。

三途「んで、お前は何者？」

コップにストローを通し、マスクを外さないように器用にコーラを飲む。

『まぁ、マイキーがメリュジーヌのことを使い魔って言った時点で、多分マイキーは隠す気ないし、質問されたことは言える範囲で答えます。

何者.... と言われたら、魔術師かな。表向きでは宗教一家らしいですけど、本当は魔術の名門一家。私はそこの娘です。ま、私は飴百の虐待から家出.... いや、脱走して、マイキーに拾われたって感じですね....』

ま、普通こんなこと言っても、信じる方が少ないけどね。

三途「ふ〜ん。まぁマイキーが信じてるなら信じるが、俺個人としては信じがたい。」

うん、どっちなの？何か魔術らしいこと見せたらいいの？

『まぁ、口だけで信じてって言うのは難しいですもんね。じゃあ、これを見たら少しは信じますか？」

そう言いながら、私は手のひらを差し出し、気体の様々な成分を集め、一つの小さな宝石を作り出した。もちろん、途中で拳は作ってないし、手のひらしか見せてない。無から有を作る魔術を見せた。それを見た三途さんは驚いてる。

『...... 信じれますか？』

三途「いや、こんなの見せられたら信じるだろ。」

『.... じゃあ、この宝石はお守りとして三途さんにあげます。魔術で作られてるのでもしかしたら、可もなく不可もないようなことが起きるでしょう。』

そう言い、魔術師としての信用を得ながら、三途さんに宝石を渡した。