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「…過去を清算してきた」




「へェ、あのお前がなァ」
本当にね、と雅は続ける。
「私が今まで犯してきた罪は計り知れないほど重い。もちろんそのことも自覚してる」
中也は彼女の話を静かに聞いている。雅は、静かに俯く。
「でも、」









「それだけ、私にとって…織田作の死は、大きかったの」








彼女は顔を上げ、今にも壊れそうな表情で中也と目を合わせた。彼は息を呑む。




その表情は、此の世のものとは思えないほど儚くて綺麗だったからだ。




不謹慎にもほどがある。
そう感じてはいながらも、雅の表情に目を奪われてしまうのは仕方がないことだろう。
「…そいつは、雅やあの青鯖と親しかった構成員のやつだよな」
彼女は静かに頷く。
「私は合理的な判断をする森さんを、商売相手としては信頼できるけれど、」




「織田作の命を軽く見たことだけは一生かけても許せないと思う」




中也の首領なのにごめんね、と彼女は彼を見て謝る。
「本来ならここでお前ェの息の根を止めてやるとこだが、今日だけは見逃してやンよ」
ありがとう、と雅は静かに微笑んだ。








.









.






ところで、と先程とは違う明るい声色で中也に話しかける。
「態々中也が此処に出向いたってことは、森さんから何か預かってるんじゃないの?」
まさかあの人が私が地下から上がってきたこと知らない筈ないだろうし、と彼女は苦虫を噛み潰したような顔をした。
「あァ…首領から雅に依頼だとよ」
「へェ、私への依頼は高く付くよ?」
「そうだろうと思ったぜ。それで、首領からの報酬は、__________」









「へェ、なかなか良いんじゃない?」
「交渉成立か?」
「そうだね、じゃあ依頼を教えて」









.









彼女はにやりと口元を綻ばせた。
「了解。出来次第連絡するよ」

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ウルクの民はここにいます…(プロフ) - 面白い、非常に面白い、けど……どついたれ本舗を出して欲しいという俺の身勝手な欲がすご((((殴…はい、すみません。めっちゃ面白いです。なんか、こう、ありえないものとありえないもののクロスオーバー以上に面白いものってないですよね!更新頑張ってください! (2019年10月24日 2時) (レス) id: e3c16a62a9 (このIDを非表示/違反報告)
GEJI(プロフ) - 陰陽者★さん» 面白いと言って頂いて、応援もして頂いて、とても嬉しいです。コメントありがとうございます! (2019年10月16日 0時) (レス) id: 0228df9648 (このIDを非表示/違反報告)
GEJI(プロフ) - (・〆・)さん» 面白いと言って頂けて光栄です。コメントありがとうございます! (2019年10月16日 0時) (レス) id: 0228df9648 (このIDを非表示/違反報告)
陰陽者★(プロフ) - 読ませていただきました!!とっても面白いです!!更新頑張ってください!応援してます! (2019年10月15日 23時) (レス) id: d13a51a86c (このIDを非表示/違反報告)
(・〆・) - とても、面白いです。頑張って下さい。 (2019年10月15日 23時) (レス) id: 28d7760291 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:GJ | 作成日時:2019年10月14日 17時

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