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「え！？18歳なんですか！？」
ヨコハマのお茶処にて。うずまきと呼ばれるこの喫茶店は、珈琲が美味しいと評判だった。
「うん、そうだよ」
「大人っぽいから、20くらいのお姉さんだと思ってました…」
そして、この喫茶には、雅、合歓と男____合歓の兄である碧棺左馬刻が集っていた。
「合歓ちゃんは17くらい？」
惜しい、と彼女は首を振る。
「16歳です。お兄ちゃんと結構離れてるんですよ」
感心する雅。それなら、と彼女は続ける。
「碧棺さんは23歳くらいですか？」
まあな、と左馬刻は頷いた。そして、彼はポケットから煙草の箱を取り出したが、横に座る妹を見て、もう一度元の場所へとしまい直した。心なしか少しイライラしているようにも見える。雅は、それをじっと見つめていた。
20歳前半にして、ヘビースモーカーだなんて大変そうだけど。気遣いは出来る人なのかな、と心の中で思う。
「じゃあ雅さんは、高校生なんですね！」
わあ、親近感が湧きました、と合歓は云う。
しかし、ああ、それは…、と雅が首を振り、続ける。
「私高校卒業してるの」
「えっ！もしかして今年で19歳になられる、とか？」
それも違くて、と彼女は云う。
「去年、飛び級して卒業課程取っちゃったんだ」
「ええ！！凄いですね！」
えへへ、そう？と照れ笑いをする雅。
しかしそのとき、雅の視線の先から歩いてきた男と彼女が目配せをしたことを、左馬刻は見逃さなかった。
男は彼らのテーブルの横を通過すると、雅の座席の後ろのテーブルに腰掛けた。その男は、砂色のコートを着ていることが特徴的だった。男にも連れがいるようだったが、雅のことは知らない風であった。しかし、左馬刻が驚いたのはその後の雅の行動である。
あろうことか、雅は自身の後ろに座った砂色のコートを着た男に、髪を触る動作に隠れ、後ろ手にUSBメモリのような何かを渡したのである。
それも、左馬刻に挑戦的な笑みを浮かべながら。
当然合歓や男の連れは気付いていない。いや、気付かれないように誘導した、という方が正しいのかもしれないが。左馬刻は雅に警戒心を強める一方で、先程までなかった彼女への興味が湧き上がってきていた。
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ウルクの民はここにいます…(プロフ) - 面白い、非常に面白い、けど……どついたれ本舗を出して欲しいという俺の身勝手な欲がすご((((殴…はい、すみません。めっちゃ面白いです。なんか、こう、ありえないものとありえないもののクロスオーバー以上に面白いものってないですよね！更新頑張ってください！ (2019年10月24日 2時) (
レス) id: e3c16a62a9 (このIDを非表示/違反報告)
GEJI(プロフ) - 陰陽者★さん» 面白いと言って頂いて、応援もして頂いて、とても嬉しいです。コメントありがとうございます！ (2019年10月16日 0時) (レス) id: 0228df9648 (このIDを非表示/違反報告)
GEJI(プロフ) - (・〆・)さん» 面白いと言って頂けて光栄です。コメントありがとうございます！ (2019年10月16日 0時) (レス) id: 0228df9648 (このIDを非表示/違反報告)
陰陽者★(プロフ) - 読ませていただきました！！とっても面白いです！！更新頑張ってください！応援してます！ (2019年10月15日 23時) (レス) id: d13a51a86c (このIDを非表示/違反報告)
(・〆・) - とても、面白いです。頑張って下さい。 (2019年10月15日 23時) (レス) id: 28d7760291 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：GJ | 作成日時：2019年10月14日 17時
