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それはヨコハマの路地裏での出来事だった。




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これは、女の子の泣き声…?
深緑色の髪を揺らしながら繁華街を歩いていた女は、路地裏の入り口でふと足を止めた。そこからは、争っている物音と女の泣き声が微かに聞こえる。


女は、そのまま路地裏へと足を踏み入れた。







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銀髪の少女は、男達に囲まれて、壁に追い詰められていた。1人の男が、恐怖で涙する少女の肩を掴む。
「やめて!!!」
「そんな泣きながら言われてもねェ…お前さんを連れ去らないと、こっちも脅しにならないからなァ?」
すると、少女は男達を睨みつけながら、はっきりとした口調で云った。

「……お兄ちゃんは…お兄ちゃんは!!あなたたちに負けるほど、弱くないです!!」

「ハッ、よくいうねえ!……連れて行け」
男達は少女の言葉を気にすら止めず、車へと連れ込もうとする。少女はおとなしく、それに従ったかと思われた。






しかし、少女は、その力が一瞬弱まった隙に、男を突き飛ばし、逃げ出したのだ。


「このアマッ!!!!!!」


少女は必死に逃げる。しかし、力の差は歴然だ。
追い付かれる…!
少女はそう確信した。
その時、突然少女は腕を引かれ、何者かの腕に収まった。




「安心して。私が助けてあげる」



薄暗い路地裏に差し込んだ一筋の光がその顔を照らす。それは深緑色の髪を持つ、美しい女だった。

.→←或る女が



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ウルクの民はここにいます…(プロフ) - 面白い、非常に面白い、けど……どついたれ本舗を出して欲しいという俺の身勝手な欲がすご((((殴…はい、すみません。めっちゃ面白いです。なんか、こう、ありえないものとありえないもののクロスオーバー以上に面白いものってないですよね!更新頑張ってください! (2019年10月24日 2時) (レス) id: e3c16a62a9 (このIDを非表示/違反報告)
GEJI(プロフ) - 陰陽者★さん» 面白いと言って頂いて、応援もして頂いて、とても嬉しいです。コメントありがとうございます! (2019年10月16日 0時) (レス) id: 0228df9648 (このIDを非表示/違反報告)
GEJI(プロフ) - (・〆・)さん» 面白いと言って頂けて光栄です。コメントありがとうございます! (2019年10月16日 0時) (レス) id: 0228df9648 (このIDを非表示/違反報告)
陰陽者★(プロフ) - 読ませていただきました!!とっても面白いです!!更新頑張ってください!応援してます! (2019年10月15日 23時) (レス) id: d13a51a86c (このIDを非表示/違反報告)
(・〆・) - とても、面白いです。頑張って下さい。 (2019年10月15日 23時) (レス) id: 28d7760291 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:GJ | 作成日時:2019年10月14日 17時

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