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第三十話 ページ32

心の中で嬉しいという感情が発生した時、思わずお前は母親かと自分につっ込みたくなった
まあつっ込んだりは絶対しない。そんなことしたら変人扱い間違いなしなのだから

試合はまた再開する
が、まったく日向とのコンビネーションが合わない

あいつのトスが速すぎて日向の身体能力でもおいつけてないんだと一目瞭然の流れ
見ているこっちがいらいらしてしまう
てかまた口喧嘩を始めてる。こいつらは低脳なのだろうか?

あ〜もう我慢できないと思った。少々原作を弄ることになるが、問題ないと自己完結
転がって停止したボールを手に取った
菅原さんも何かを言おうとしていたのか私の隣まで踏み出していた



「影山・・・・・・」


「・・・・・・誰だお前」


「・・・アゲハ蝶。お前なら分かるだろ?」


「・・・・・・」


影山は、蝶と聞いてもピンとこなかったらしい
その証拠に黙り込んでしまっている
まあ今はそんなことどうでもいいんだ


「それじゃ、お前は中学の時と一緒だ。二の舞になるぞ」


「・・・・・俺は、こいつの運動神経なら行けるって思ったんだ」


「逆にお前のトスが、こいつの持ち味を殺してる」



こいつからは、私の顔は見えていない
そのためか、影山は若干戸惑いながらも答えた
が、私がその答えを一刀両断する


「そいつは素人同然だ。それにお前にギリギリ合わせたあの優秀なプレーヤーとは違う・・・・・・でもさ、素人同然でもそいつには素質がある。ずば抜けた運動能力とジャンプは、鍛えれば誰にも負けない武器になると思う」


「そんな原石を、お前は知らず知らずのうちに自分の手で潰してるんだよ。お前の腕なら、そいつの素質___持ち味を活かせるはずなのに」


此処まで言って、私は影山のいるほうにトスの型と同じ感じで投げる
影山がボールを受け取ったのを見てから、表情を見る。少し悔しそうな顔だった


「菅原さん、貴方も言いたいことがあるんでしょ?言ってみたらどうですか・・・・・・私じゃいえないこと、菅原さんが言ってあげてください」


「っ!・・・・・・分かった」


触れた菅原さんの肩が、震える
菅原さんは、覚悟を決めて前に一歩でたようだった

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梓乃猫 - 雷鳥メイト(前:46猫メイト)さん» ありがとうございます!はい、是非見させてもらいます♪ (2014年8月24日 12時) (レス) id: cc608ed0b8 (このIDを非表示/違反報告)
雷鳥メイト(前:46猫メイト) - 梓乃猫さん!!めっちゃ面白いですよ!!ヤバイです!!良ければ私の短編以外の作品も…(。・ω・。)つ【他作品】 (2014年8月24日 7時) (レス) id: 83ed2febe6 (このIDを非表示/違反報告)
梓乃猫 - 奈々@桃子さん» こちらこそ参加させていただきありがとうございます!そういっていただけると幸いです。 (2014年7月25日 16時) (レス) id: cc608ed0b8 (このIDを非表示/違反報告)
奈々@桃子(プロフ) - 今回は、イベントに参加頂きありがとうございます!!小説凄い面白かったです!!更新頑張ってください!! (2014年7月24日 12時) (レス) id: 5be90bf33f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梓乃猫 | 作成日時:2014年7月16日 19時

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