第二十六話 ページ28
あの日以来、平和な日常が訪れた
嫌がらせしてきた奴らは二度とやることがなかったし、なんでか人が寄り付かなくなった
話しても隣の月島と、その友達の山口、清水さんだけ
お気楽な日常が、やっと顔を出した
そして時間は流れ、土曜日
ちょうどやってる途中であろう時間帯に覗きにきた
「あ、清水さん。ご無沙汰してます」
「あ、Aちゃん。よかった、きてくれたんだね」
ジャージを貸してもらってから何度か話す機会が会った清水さん
仲良くなって、今では清水さんが私を名前で呼んでくれるようになっていた
今はちょうど日向がスパイクを打つときだ。さて、いけるか？
バシッ!!
シャットされる音が響き渡る
「この間もビックリしたけど、君良く跳ぶねぇ。それであとほーんの30センチあったら、スーパースターになれたのにね」
悔しそうな日向に、それを見て余裕そうな顔して笑う月島
私も人のこと言えたタチじゃないけど、性格悪すぎだろ！
その後も、思いっきりシャットされ続ける
なんども、なんども
点差はそこまでないが、かなり影山側が不利な状況だ
「王様のトスやればいいじゃ〜ん。敵を置き去りにするトス！ついでに見方も置き去りにしちゃうやつね？」
「･･･うるせぇんだよ」
どことなく元気のない影山
なんていうか、見ててイラッと来た。もともとこうなることは分かってたけど、文字で得る情報と実際に見るんじゃ感じ方が変わるな･･････
山口がサーブの番になる。まあ落として月島ににらまれることになってたけど私はきにしない
それより気になるのは、影山だ
「速い攻撃なんて使わなくても、勝ってやるよ･･････」
「いけー!!殺人サーブ!」
今度は影山側のサーブで、サーブ権は影山
でも･･････
「ふっ･･･!」
澤村さんに返される
日向たちは驚いた顔をしていた。でも、あんなのは返せて当然だ
影山よりサーブが強い奴なんて、ホントは結構居たりするんだから
「特出した才能がなくても、2年分、お前らより長く体に刷り込んできたレシーブだ。簡単に崩せると思うなよ？」
はは、面白いじゃん？さて、もっと楽しませてくれよ･･･？
「影山さん･･････」
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梓乃猫 - 雷鳥メイト（前：46猫メイト）さん» ありがとうございます！はい、是非見させてもらいます♪ (2014年8月24日 12時) (
レス) id: cc608ed0b8 (このIDを非表示/違反報告)
雷鳥メイト（前：46猫メイト） - 梓乃猫さん!!めっちゃ面白いですよ!!ヤバイです!!良ければ私の短編以外の作品も…(。・ω・。)つ【他作品】 (2014年8月24日 7時) (レス) id: 83ed2febe6 (このIDを非表示/違反報告)
梓乃猫 - 奈々@桃子さん» こちらこそ参加させていただきありがとうございます！そういっていただけると幸いです。 (2014年7月25日 16時) (レス) id: cc608ed0b8 (このIDを非表示/違反報告)
奈々@桃子(プロフ) - 今回は、イベントに参加頂きありがとうございます！！小説凄い面白かったです！！更新頑張ってください！！ (2014年7月24日 12時) (レス) id: 5be90bf33f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梓乃猫 | 作成日時：2014年7月16日 19時
