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第十八話 ページ20

潔子side


私は、間違ったこととかがあまり好きじゃない


スポドリを用意するために、体育館裏近くの水道に移動しようとする
そんな時、まるで神様が助けろとでも言うかのように、私のすぐ目の前で私の大嫌いな間違いが起きていた



「ざっばーん。気持ちいい?気持ちいいでしょ!だってバケツの水頭から被るんだもんねぇ?私もやりたいなぁ!」


「ダメだよぉ、私達は濡れられないんだから。その代わりこいつに清涼感をたっぷり味わってもらうの!」


なにこれ?嫌がらせの域を超えてるんじゃないの?私だってこの手のやつはやられたことあるけど・・・・・・
それより、なんであの子は無抵抗なの?ずっと黙って水を浴びせられている

私の体は、考えるより先に動いてしまった


「・・・・・・最低だね」


「っな!!・・・皆、行こう!」

「そ、そうだよ!行こう行こう!」


「・・・行こう」


さっきまでやってた子達は、バケツを捨てて逃げていく
私はすぐに面食らった顔している被害者の子の手を、掴んで歩き出していた

今日はいつもより感情的になっている気がしなくもないけど、別にいいよね?



「・・・・・・ありがとうございます」


「別にいいよ・・・私、ああいうの大嫌いだから」



会話が途切れて、沈黙が続く
私はそんな沈黙はお構い無しだった。体育館の入り口をガラガラと開ける
先に来て居た部員は、みんな私たちのほうを見る。


「潔子さん、今日も美しいっす!てか、そのずぶぬれの子だれっすか?外めっちゃ晴れてんのにずぶぬれって可笑しいでしょ。さてはあれですか、嫌がらせですか!?」


まったく、つっ込まなくて良いところに田中君は突っ込んでくる
面倒なのでガン無視することにした


「おい、清水。その子どうしたんだ?ずぶぬれじゃないか!そのままだと風邪引くぞ?」


「だから、私専用のタオルが置きっぱなしになってるから取りに来たの。普通のハンドタオルじゃふけないから」

「そうか・・・じゃあドリンクとかは俺らで何とかしとく」


「ちょっと、お願いね」

「ああ」


澤村君と一通り会話を交わし、タオルをとった後、またスタスタと女子バレー部の部室を使わせてもらうために部室棟に急ぐことにした

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  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
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ラッキーアイテム

スポーツドリンク


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梓乃猫 - 雷鳥メイト(前:46猫メイト)さん» ありがとうございます!はい、是非見させてもらいます♪ (2014年8月24日 12時) (レス) id: cc608ed0b8 (このIDを非表示/違反報告)
雷鳥メイト(前:46猫メイト) - 梓乃猫さん!!めっちゃ面白いですよ!!ヤバイです!!良ければ私の短編以外の作品も…(。・ω・。)つ【他作品】 (2014年8月24日 7時) (レス) id: 83ed2febe6 (このIDを非表示/違反報告)
梓乃猫 - 奈々@桃子さん» こちらこそ参加させていただきありがとうございます!そういっていただけると幸いです。 (2014年7月25日 16時) (レス) id: cc608ed0b8 (このIDを非表示/違反報告)
奈々@桃子(プロフ) - 今回は、イベントに参加頂きありがとうございます!!小説凄い面白かったです!!更新頑張ってください!! (2014年7月24日 12時) (レス) id: 5be90bf33f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梓乃猫 | 作成日時:2014年7月16日 19時

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