マフィアに買われた【旧双黒】

捌 ｰ夢主sideｰ ページ9

太宰さんに手を繋がれて何処に行くんだろうと思い少しばかり緊張していると、カウントダウンを始めて

此方を見て元気な声で 中也 と呼ばれる人に対して色々と声を掛けていた。

私も好奇心の一種なのかその人物が気になり始めて太宰さんが見ている方向を見ると……

上半身裸のオレンジ髪の人が居て、私は暫くの間硬直していました

"見たことのある人物で"





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太宰side


うーーんと、どうしようか悩むねぇ。 私は割にも合わずに悩む

初対面の人が上半身裸とか第一印象悪すぎる…

しかも彼奴腹筋バリバリなんだよね。なんだよちびっ子マフィアの癖して

まァ、勿論中也も中也で驚いて固まっているけどねぇ。

あの時"買った子"が一緒に来るなんて思いもしなかったんじゃァないか

ふふふ、中也の困る顔も良いけどそうしたら同じ感じでAちゃんも困るしねぇ




「おーい。中也何固まっているのぉ〜？？お客様だよ〜！」




一旦中也を現実に戻してAちゃんにも現実に戻ってもらおうか

すると中也はやっと瞬きを始めた。対するAちゃんは……

まだフリーズしている様だねえ、仕方ないから中也には悪いけど自己紹介をしてもらおうか

ネタバラシと言ったところかな



中也に耳元で自己紹介してと呟いてそれに対して中也は頷いた

Aちゃんがまだ硬直していることに気を使っているのだろう




「えぇ俺の名前は名前は中原中也、太宰の同僚だ」




自己紹介を終えると今会っている人物が次の任務を共にする相手と知って、Aちゃんは大分驚いているみたいだけどねぇ

まァ中也も顔だけはそこそこ良いのだからそりゃ混乱するよね、私の方が顔は良いけど

ふふふ、これで中原中也の顔は分かったし今日はAちゃんを部屋に送り届けて自分の部屋で寝るとするか




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