相談なんだけど……[無一郎] ページ40
「紗音」
「どうした?」
「伊黒さんが呼んでたよ」
「ん、ありがと」
伊黒さんが呼ぶなんて珍しい
なんかしたかな?
「伊黒さんどうしたの?」
「甘露時へのプレゼントを考えているんだ。何が欲しいと思う?」
「ん〜……甘露時さんは伊黒さんがくれたものならなんでもいいと思うよ」
「そうか、ありがとう」
甘露時さんへのプレゼントのことだったのか……
甘露時さん伊黒さんからのプレゼント嬉しいだろうな
あ、甘露時さんだ
「あ、しゃおちゃん」
「甘露時さんどうしたんですか?」
「伊黒さんにお世話になっているから、なにかプレゼントをあげたいのよ」
「それで何か欲しそうなものないかなってことですね」
「そうよ。やっぱしゃおちゃんにはわかっちゃうか」
「甘露時さんがくれたものなら伊黒さんは喜びますよ」
「そう? ありがとうね、しゃおちゃん」
甘露時さんはいつも私のことを"しゃおちゃん"と呼ぶ
紗音と言うよりはそっちのほうがいいじゃないってことらしい
伊黒さんや甘露時さん達は仲良くしてくれる
まだ話したこともない人はいる
でも話したことがある人は仲良くしてくれる
だから私はそれでいいと思ってる
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