検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:4,521 hit

02:棺 ページ4

ドシンッ!!



A「痛〜…!!あれ?私、生きてる…?」

私は辺りを見渡した。
砂の下は、空洞になっていて、石畳の床が広がっている。

どうやらここは、遺跡の内部のようだ。

上を見上げると、遥か上空に光が見える。
あそこから落ちたのだ。


A「とにかく、出口探さないと…」

立ち上がろうとした瞬間、





ズキンッ!!




A「痛っ!!あ、足が…動かない…?」

落ちた時に骨を折ったのか、左足の感覚が無い。
これじゃあ、歩けない…。

A「どうしよう…」

私は何か杖にでもなるような物を目で探した。
でも、ここには何も無かった。

あるのは、大きな金色の棺だけ。

お父さんの本で見たことがある。
昔の人は、こんな感じの棺に死んだ王様や女王様を入れて、それが何百年もかけて、ミイラに
なるのだ。

よりによって、ミイラと一緒なんて、嫌だなぁ……。

…いや、でもあの棺にミイラが入ってるとは限らないし、もしかしたらカラかも。

うん、きっとそうだ。

あの中から、いきなりミイラが出てきたりするワケないしね〜!あははは…。




ギィーッ…




A「っ…!?Σ(゚Д゚)」

軋むような音が響いたかと思えば、棺の蓋が動いている。

ぬぅっと、包帯の巻かれた手が飛び出す。

そして、そこから出てきたのは…―――。






A「み、ミイラ男…!?」

03:ミイラ→←01:赤い糸



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (14 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

サヤノ - こちらに同じようにバルモンドとドラキュラ三世も好きです! (2018年9月25日 10時) (レス) id: dd5aa67050 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 更新待ってます (2017年11月7日 21時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 私もバルモンド大好きなので凄く嬉しいです 更新頑張って下さい(^^) (2017年7月12日 17時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ワルねこ | 作成日時:2017年7月12日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。