第6話 ページ8
初めて夏目、もとい、貴志(以前、夏目に、『りんのことを名前で呼んでいるんだから、お前のことも名前で呼んで良いか?』と、達也が聞くと、嬉しそうに承諾していた為、以来、貴志と呼ぶようになった)の家に行った時、りんの家庭教師をする、と言う約束をして一週間後、その約束の日になった。
前と同じ時刻で待ち合わせたからか、前回よりも早く来ることが出来た。
「達也さん、深雪さん、お待ちしておりました。今日から、よろしくお願い致します」
貴志の家で、先に出迎えてくれたりんに、(深雪よりも?)丁寧な口調で挨拶された。
「こちらこそ、よろしくお願いします……ところでりん、家庭教師は私たちがするとして、教材はあるのかしら?」
深雪が微笑みながら訊くと、
「貴志くんに教わっていた頃のものは、ございますが、教わっておりましたのは、中学生の頃ですので、高校生の教材は家には無いかと思われます」
実に申し訳なさそうにりんが答えた。
「では、作って来て正解でしたね、お兄様」
「?」
りんが予想していた反応とは違っていた。
「実は、こういうことを想定して、貴志くんが教えていた後の分を私が作ってみたんです」
そう聞いて、りんは、目を見開き、驚いた表情を見せた。
そして、
「あ、ありがとうございます」
とても喜んでいる、様な表情を浮かべた。
◇ ◇ ◇
「そういえば、貴志はどこに居るんだ?」
達也が訊いたことは、実に素朴なものだった。
「今日の朝、外出した切り戻って来ていませんよ?」
りんが答えたことも、実に素朴なものだった。
しかし、
(やっぱり、怪しいよな……)
この答えで、達也はある確信に辿り着いた。
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yuumin - 面白いですね。あと、D組だと一科生になりますよ。長文失礼しました。 (2022年8月5日 10時) (レス) @page32 id: 79387fae85 (このIDを非表示/違反報告)
夏目りん(プロフ) - 白沢未海さん» 分かりました? チョッと要素入れてます^ ^ タグつけた方が良いですか? (2015年6月4日 15時) (レス) id: 25a8f2a381 (このIDを非表示/違反報告)
白沢未海(プロフ) - ナビ・ルナ好きですか? (2015年6月4日 14時) (レス) id: 455b50df85 (このIDを非表示/違反報告)
夏目りん(プロフ) - 一颯さん» 教えてくださって、ありがとうございます!全然気付かなくて…… (2015年4月13日 7時) (レス) id: 25a8f2a381 (このIDを非表示/違反報告)
夏目りん(プロフ) - 麻衣ちゃん、ありがとう!私も応援しています! (2015年4月13日 7時) (レス) id: 25a8f2a381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏目りん | 作成日時:2015年3月3日 15時