9.現実 ページ11
『ま、いーです。このこと、花巻先輩達には言わないでくださいね。』
「…お前なんでバレー部入った？」
『はぁ…？好きだからに決まってるじゃないですか。そもそもうちはバレー好き1家なんです。その影響です。別に信じようが信じまいがどちらでもいいですけど…ボクのこと、馬鹿にしすぎるとお兄ちゃんがキレるので程々にしてくださいね。』
そう言って個室から出る。
もー、トイレ長いって言われたらどーするんだよ…。
まぁボクに話しかける人なんて早々いないと思うけどさ。
『あーっと、姫華さんが言ってるボクが仕事しないっての。別に信じてくれててもいいですからね。気にしませんし。』
トイレから出る前少し大きめな声でそう告げた。
自分の首閉めてるって思うでしょ？
でもね、別にいいんだよ。
否定しないし肯定もしない。
精々悩めばいいんだよ。
体育館に戻ると徹先輩たちも揃っていた。
「Aどこに行ってたの？」
『んー、お手洗い。あと松川先輩にボクが男の娘だってバレちゃったぁ』
「え、なんで？」
『
「あー…」
近くにいた英に質問された。
答えるついでに松川先輩のことも言っておいた。
多分これで勇くんと徹先輩にも情報が行くだろう。
なんのためにいたのかよく分からない姫華さんとそれなりに用意したボクの朝練の仕事が終わったから練習を眺めることにした。
ボール拾いながら。
…松川先輩の動き、いつもより少しぎこちないなぁ。
まぁ女の子だと思ってたボクが可愛い可愛い男の娘だったんだもん仕方ないか。
少しは動揺するよね。
『…まっつんせんぱぁい！ちゃんと現実見てくださいよぉ！』
朝練が終わり制服に着替え終えた松川先輩に駆け寄ってバァン！と背中をぶっ叩く。
ボクこう見えて力強いんだぁ！
パワー5リラじゃないけどね！
「い"っ……確かにこの力は女子には出せねぇよなぁ…」
『…大丈夫ですかぁ？おっ ぱい揉みます？』
「まぁハレンチねぇ…」
『男性の方はおっ ぱい揉むことにより疲労回復に繋がるらしいですよ。』
「どこ情報？」
『Twitter』
「知ってた」
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楓(プロフ) - 続きみたいです…|´-`)ﾁﾗｯ (2018年12月14日 21時) (
レス) id: 4e5fecf42b (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - 面白！続き待ってます！ (2018年12月10日 11時) (レス) id: 67bcc62700 (このIDを非表示/違反報告)
夜靡@よなび(プロフ) - 面白かったです！ついお気に入りにしてしまいました！ゆっくりでいいのです、続きまってます！ (2018年9月22日 9時) (レス) id: 416ff2872b (このIDを非表示/違反報告)
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