貴「なあオロチ、俺達ってもう結婚してるも同然だよな。だから今日からお前天宮オロチな」ﾄﾞﾔｧｧ←オロチ「そうですかくたばれ。」【第三段】

いつもの ページ29

「……………ん………」


オロチ「うおっ！！！？」


(゜ロ゜)


はっ？


え…は？←


え、ちょっと待って、何これ夢？明晰夢？


いや今の状況知ったら誰でも夢？って疑うだろ！だって、え…


「………なんで目の前にお前が居るのかな？」


オロチ「え、いや、その、これは……」


影オロチ「兄上ー！！」ヒカリ「兄様ー！！」


オロチ「ああもうなんでお前ら今来るの！！」


真っ赤になりながらその場に座り込むオロチを前にし、今やっと状況を理解するA。


思わず顔を真っ赤にして叫んだ。


「オロチ、寝込み襲おうとしただろ！変態！」


オロチ「ち、違うんだA、決してやましい事は…！」


「うわーん、さっきの俺のトキメキ返せよー！」


オロチ「す、すまなかった！謝るから！」


影オロチ「……A…」


ヒカリ「あ、Aかぁ〜」


「何お前ら以外とさっくり思い出してんだよ！もうちょっと時間かけて思い出せよ！」


影オロチ「ところで、A…」


「なんだよもう！」


影オロチ「兄上…オロチにときめいたとは？」


場の空気が凍り付く。


＿嗚呼、純粋とはこんなにも恐ろしい事なのか…


ヒカリ「あ、分かった！A兄様のこと好」


「「わあああああああっ！！！」」


ヒカリオロチのあまりにもKY(空気を読まない)発言を、オロチとAの叫び声が遮った。


土蜘蛛「Aー！オロチー！」


あ、土蜘蛛達も案外さっくり思い出してるのね…
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
大ガマ「へーっ、それならAから妖気を感じるわけだ」


「俺今半霊なんだ…」


オロチ「邪気を祓ったらこうなった」


ヒカリ「なあなあ、壁とかすり抜けられるのか？どっかの白いカンニング妖怪みたいに！」


「んー……」


側にあった壁に手を当て、念じてみる。


スウッ


「おわっ」


大ガマ「おー！スゲエ」


土蜘蛛「よし、皆！」


女郎「宴会の準備よ、手伝ってー！」


大ガマ「よしきた！」


宴会の場所は平釜平原、始まる時間は午後６時。


皆意気揚々として宴会の準備へ向かった。


オロチ「………」


Aとオロチを除いて。


「………」

23話から29話までのタイトルの頭文字を繋げて読んでみよう！意味は特にない！←→←なんて事はない

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