タイトル?あ、それなら無くしたけど何か問題でも(威圧) ページ18
琥珀「……あれ」
いつの間に眠っていたのだろう…
オロチ「ん、なんだ、起きたのか」
琥珀「オロチ…今何時?」
オロチ「昼の十二時だ。随分心地良さそうに寝ていたが、何か夢でも観てたのか?」
琥珀「…わかんね」
窓から差し込む柔らかな光が、オロチの整った顔立ちを更に麗しく見せるようだった。
…良く見ると、オロチが座っている側で毛布の塊が二つ、もそもそと蠢いていた。
琥珀「…それ何?」
オロチ「影とヒカリだ。昨日はしゃぎ回って疲れたんだろう」
琥珀「えっ」
はしゃぎ回っていた?
確か記憶では、魄介と話している間にいつの間にか眠っていたはずだった。
本当かとオロチに訪ねると、「帰ってくるまで、お前はずっと寝ていたからな」と笑われた。
オロチがそう言うのなら、多分そうなんだろう。
しかし、それならばあの会話は何だったのだろうか。オロチの言う通り、夢だったのだろうか。
オロチ「俺はこいつらを部屋に戻してくる。具合悪くないなら自部屋に戻っていいぞ」
琥珀「分かったー」
カタ…
琥珀「…ふう」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
土蜘蛛「お、琥珀。起きたのか」
大ガマ「どんだけ寝てたんだよー」
…
琥珀「嗚呼、蛙の幻覚が見える…ついに俺にも死期が訪れたか」
大ガマ「なにそれひどい」
しょぼんと肩をすくめる大ガマに見下したような視線を送った後(←)、土蜘蛛は琥珀に話を移した。
土蜘蛛「お前が我輩の部屋にくるとは珍しい。何か用か?」
琥珀「へ?ああ、実は土蜘蛛さんに聞きたいことがあって…」
言いかけたとき、突如障子がスパーンと音を立てて開いた。
キュウビ「…仕事サボって何処ほっつき歩いてるのかと思ったら、こんな所でお茶してたなんてねェ…」
大ガマ「ハハッ」
土蜘蛛「どうぞお持ち帰り下さい」←
ぼかっ
大ガマ「いだっ!?」
えんら「どうもお騒がせしました〜」
琥珀「大ガマ以外はまた遊びに来てね〜」
パタパタ…
土蜘蛛「全く、何やってるんだか」
苦笑いで返し、琥珀は本題を切り出す。
琥珀「ところで、土蜘蛛さん…」
土蜘蛛「ん?何だ」
琥珀「土蜘蛛さんの母君は人間…って、本当ですか」
カターン
_へっ?
土蜘蛛「……何処で聞いた」
暗く、沈んだ声。
土蜘蛛「その話、何処で誰から聞いた」
そう言った彼の表情は、怒っている様にも見えたし、哀しんでいる様にも見えた。
突然ですが、貴女達の日常からタイトルを奪わせていただきまーす★←→←前話の解説を少々
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オシュアラヴァー - 次回から4巻目ですね。4巻目はどんなタイトルにします? (2015年12月11日 3時) (携帯から) (レス) id: e1577d3122 (このIDを非表示/違反報告)
浄羅河 ケイ - 私、八八神さんの文章、心地良いかんじがして好きです。活動、応援しています! (2015年11月26日 23時) (レス) id: 29e97fc42f (このIDを非表示/違反報告)
オシュアラヴァー - 上下ヒョウガ@肩ぶっ壊れたワロエナイさん» 空きスペースが少なくなってきました。第三段もラストスパートですね。第四段か最終段階か、次回はどっちにします? (2015年11月11日 1時) (携帯から) (レス) id: e1577d3122 (このIDを非表示/違反報告)
オシュアラヴァー - それは、作者であるヒョウガさん次第ですね。続きはこみゅーか、もなちゃとあたりでしませんか? (2015年11月10日 2時) (携帯から) (レス) id: e1577d3122 (このIDを非表示/違反報告)
すうな@不登校になりたいロリショタコンです(プロフ) - オシュアラヴァー@本作の百鬼えんらのデビューはマシなようですさん» 私は作者さんに言ってるんですよ?※ここから作者さんへ 映画第二弾見に行くことになりました嬉しきかな。第一弾見てないのでひゃっほぅです!バスターズ、月兎組が出るそうですね!ひゃっほぅです!(二回目) (2015年11月7日 18時) (レス) id: 2ca1728b48 (このIDを非表示/違反報告)
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