タイトルなんて無いと思っていた。それが間違いだった(意味深) ページ16
BAReeeeeeeeeeN★
琥珀「だ、誰だ!」
?「私だ!」←
琥珀「いやだから誰だよ!」←
?「えっ…名前言わなきゃ駄目?」
琥珀「駄目に決まってんだろうが!?」
ブーブーと文句を言いながら、彼はゆっくりと話始めた。
魄介「私の名は
琥珀「えっ?あ、俺は琥珀だ。何か用事でもあるのか?」
魄介「人探しをしているのだが…琥珀とやらよ、天蜘蛛と言う妖を知らないか?」
琥珀「天…蜘蛛?…土蜘蛛じゃなくてか?」
名前に『蜘蛛』が付く妖怪は、土蜘蛛か女郎蜘蛛しか思い付かない。
琥珀「俺は知らねえけど…その天蜘蛛って、どういう
魄介「なんだ、知りたいのか?物好きな奴だ…知りたいのなら教えるが、長くなるぞ?」
琥珀「構わない」
深夜弐時を告げる鐘の音が、琥珀の頭に響いた。
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その昔、天蜘蛛という妖が居った。
妖元祖軍の誇り高き大将であった。
明くる日、お凉と言うヒトの娘が天蜘蛛に嫁いでな。
この時代、人間が妖怪に嫁ぐ事は滅多に無かったモノだから、二人は周りから『異端だ』と言われ続けたそうだ。
しかし、二人の愛は潰える事は無かったらしい。
お凉が天蜘蛛に嫁いでから五年後、二人に子が授かった。
名を土蜘蛛と言う。
人間と妖怪の混血である彼は、幼少期はそれは酷い嫌がらせを受けたそうだ。
しかし、彼は自分が半妖である現実から決して目を逸らさず、次期大将として必死に努力した。
鎌倉時代が始まった頃、天蜘蛛が亡くなった。
妻のお凉は既に亡き人、一人残された彼はまだ成人していなかった。
大将を継ぐには原則として成人(妖の成人は200歳)していなければならない。
仮の大将として、天蜘蛛の親戚が大将の仕事をこなしていたが、この時土蜘蛛は100にも満たぬ幼子。成人するまでは親戚の寿命も永く持たないだろう。
元祖軍は不安に満ちていた。
そんなとき、彼は三人の幼い子供を連れて邸に帰った。
青髪と、白髪と、金髪の少年だった。
琥珀「…」
魄介「私が父上から聞かされていたのはここまでだ」
話終えた魄介は「ふう」と一息ついて、側にあった日本酒を一口呑んだ。
いつの間にか、周りに居た皆は眠りこけ、小さな鼾が耳についた。
もうすぐ参時になる。
(注:非公式ですからね)
前話の解説を少々→←タイトル?そんなの無くても生きていけるだろ((((
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オシュアラヴァー - 次回から4巻目ですね。4巻目はどんなタイトルにします? (2015年12月11日 3時) (携帯から) (レス) id: e1577d3122 (このIDを非表示/違反報告)
浄羅河 ケイ - 私、八八神さんの文章、心地良いかんじがして好きです。活動、応援しています! (2015年11月26日 23時) (レス) id: 29e97fc42f (このIDを非表示/違反報告)
オシュアラヴァー - 上下ヒョウガ@肩ぶっ壊れたワロエナイさん» 空きスペースが少なくなってきました。第三段もラストスパートですね。第四段か最終段階か、次回はどっちにします? (2015年11月11日 1時) (携帯から) (レス) id: e1577d3122 (このIDを非表示/違反報告)
オシュアラヴァー - それは、作者であるヒョウガさん次第ですね。続きはこみゅーか、もなちゃとあたりでしませんか? (2015年11月10日 2時) (携帯から) (レス) id: e1577d3122 (このIDを非表示/違反報告)
すうな@不登校になりたいロリショタコンです(プロフ) - オシュアラヴァー@本作の百鬼えんらのデビューはマシなようですさん» 私は作者さんに言ってるんですよ?※ここから作者さんへ 映画第二弾見に行くことになりました嬉しきかな。第一弾見てないのでひゃっほぅです!バスターズ、月兎組が出るそうですね!ひゃっほぅです!(二回目) (2015年11月7日 18時) (レス) id: 2ca1728b48 (このIDを非表示/違反報告)
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