貴「やあやあどうも！オロチの婿だよ！」オロチ「違う！俺はこんなやつと結婚なんてしない！！」【第二段】

【ボカロパロディ】標本少年【標本少女】 ページ30

がくぼ＝A
標本少女＝オロチ
これだけ。
※物語の一部にグロテスクな表現を含みます。全力で和らげますが、苦手な方は逃げて超逃げて。主人公ちゃんヤンデレ。

　標 本 少 年

お前の眼を抉ろうか。


貴「ほら、そうすれば……誰も見えないだろう」


手と足も邪魔くさいな……切り取ろう。


そうすればもう誰にも触れられない……


貴「……俺から逃げられない、よな…？」


オロチ「ぅ……ぐあァ……ッ…」


貴「そんなに苦しがるなよ…元々悪いのはお前なんだ。俺と言う女が居ながら…」


他ノ奴ト寝テタヨナ。


貴「だから……だから、これはお前の侵した罪の代償……もう一生離しはしない」


＿＿今日カラオマエハ俺ノ標本＿＿


お前の胸にクイを打ち込んで、ケースに入れて飾ろう。俺の部屋に。


それで、毎日観察してやるよ。お前の顔、胴体、肌、血、全てを。


嗚呼…その白い肌に移る血は、まるで雪原のなかの一輪花のようだ。


貴「……お前は俺の『標本少年』……」


俺ダケノモノ。


貴「そうだ。あの液で浸そう。そうすれば腐らない……いつまでも美しいまま……」


ツンとしたあの、独特の匂い……


あれは俺を興奮させる。


貴「…ずっと一緒だな…オロチ…」


冷たくなったその白い肌に触れるたび、ゾクゾクする…


貴「……嗚呼…」


＿＿モウオマエヲ喰ベテシマイタイ＿＿


お前の胸をナイフで切り裂き、心臓を取り出し喰らう。


貴「ｹﾞﾎｯ……はあ、これでお前の心も俺のモンだよな……」


『標本少年』


俺ダケノモノ。


……


貴「……足りない……」


こんなんじゃ全然足りない。


欲しい、オマエの全てが欲しい。


ソノ声で俺をヨンデ欲しい。ソノ手で俺と手を繋いで欲しい。


ソノ声でスキダと言ってほシイ。


ソノ瞳デ俺ヲ、俺ダケヲ見テホシイ


貴「アア、でもオマエハもう、目ガ無かっタナ……」


だッテ、俺ガ抉っタカらナ。


貴「……ソレナラ、新しイ瞳ヲ作ッテヤロウ。色は……ソウだ、血ノヨウナ緋色ガイイ……」


硝子玉デイイカ。コレしカナイモのナ。


貴「…新シイ目。ソレデ俺ダケヲ見続けテクレ。他ノ奴なンテドウデモいイ……」


ダッテ、オマエハオレノ『標本少年』。


オレダケノモノ。


オレダケノモノ。


オレダケノモノ。


オﾚ ダ ケ ﾉ モ ノ



…… ダ ﾛ？




bad end………………

宣伝なう→←【番外編】※未成年の飲酒は法律で禁止されています

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す