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190,*急変* ページ46

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随分冷酷な考えかもしれない。




 しかしこの世界に来たのはAを助けるためであって、


この世界を救うためではない。






自分たちの生きる世界ではないのだ。



 この世界がどうなろうが、自分達には関係ない。







メリオダスはそう思った。






勿論この考えは他の団員には言っていない。




 バンやゴウセルはともかく、キングやディアンヌ、(人1)に言えば、



間違いなく反対されるからだ。






___ただ、Aが帰ってくればそれでいい。




それでいいのだ。









ウィリアム「戦闘中に考え事?」




 ウィリアムの声で意識が戻るメリオダス。



後ろに飛び退けば、腹部に槍が掠り、衣服が少し破れた。






バン「おい団ちょ♪」


メリオダス「悪ぃ…。」







槍の先に付いた衣服の切れ端を払い除け、ウィリアムはメリオダスを睨んだ。







ウィリアム「…君は僕を見ていない。」



メリオダス「は…」




ウィリアム「君が今見ているのは戦っている僕じゃない。


誰かを、見ている。



それはきっと、A…。」





 突然おかしなことを呟き出したウィリアムに、メリオダスは訝しげに眉を顰めた。



バンはあー?と意味が分からないと言いたげな表情をする。






ウィリアム「いつだって、誰もかも…みんな…。



僕を見ない。僕をいない存在として扱って…


何なんだよ、僕は、正当防衛でやっただけなのに…。




 殺されそうだったから、殺しただけだったのに…!」







顔を上げたウィリアムの瞳は充血していた。



 そしてその気迫に、メリオダスとバンは目を見開いた。





一瞬で二人の目の前に迫ったウィリアムは槍を思い切り振り下ろした。





 辛うじて避けたが、槍は激しい音と共に地面を破壊した。






バン「急に魔力が上がったぞ〜?」



メリオダス「ちっ…!」






 メリオダスが地面に足を着けたと同時に、眼前まで迫ったウィリアム。


先程までとは全く別の雰囲気とスピードに、僅かにメリオダスの方が遅れをとった。









槍が彼の目の前の数センチまで迫った。









____ドォォンッ…
















確実に当たった、そうウィリアムは思った。

191,*全力でぶっ倒す*→←189,*VS祝の愚者



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紫芋(プロフ) - ナナさん» コメント有難うございます!そう言っていただけて本当に嬉しいです!あれ?涙が…… どうぞこれからも宜しくお願いします! (2017年12月31日 18時) (レス) id: 19cb37bfcb (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 続編おめでとう!Part1から見てるけど面白さが尽きない!これからも頑張ってください! (2017年12月31日 14時) (レス) id: 55d3e49f96 (このIDを非表示/違反報告)
紫芋(プロフ) - 早苗さん» ありがとうございます!最近学校行事で、色々と忙しくなってしまっていて… 亀更新ですが、どうぞこれからもよろしくお願いします! (2016年11月9日 23時) (レス) id: 262404c03e (このIDを非表示/違反報告)
早苗(プロフ) - おめでとうございます! 続き楽しみにしてます (2016年11月9日 1時) (レス) id: d2df675d35 (このIDを非表示/違反報告)
紫芋(プロフ) - ARISU☆さん» ありがとうございます!^^ 亀更新になるかもしれませんが、頑張ります! 期待してくださるなんて…! 凄く嬉しいです! (2016年10月3日 20時) (レス) id: 262404c03e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫芋 | 作成日時:2016年8月20日 23時

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