184,*慌ただしく* ページ40
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祝の愚者たちが拠点とする城の中は慌ただしく人が行き交っていた。
武器や防具を装備し、神妙な顔持ちをする者。
周りに指示を出し続ける者。
マティルダ「人間軍は大砲などの重火器フル装備だ。
チンケな装備じゃあすぐ死ぬぞ!」
「「はい!」」
ウィリアム「あっちも飛竜部隊を引き連れてる。
でも数じゃあコッチの方が圧倒してるんだ。
精鋭部隊は地上で行動開始!一般市民には手を出さないこと!
飛龍部隊は空で人間軍の飛竜を殲滅!
手加減したらこっちが死ぬと思って!」
「「分かりました!!」」
オリヴィア「出初めから魔力を使い過ぎないこと。
でもそうしないといけない状況になったら自分で考えて判断しなさい。」
エルメニ「人間軍だからって甘く見ちゃダメだよ〜。
いくら貴方たち守護石が強くても、人間の兵器にやられたら一溜りもないからね。
あと、一般市民に流れ弾いかないように注意してね。」
「「はい。」」
アシュレイの命令通り、次々と指示を出しているウィリアム達。
その様に、Aは少し驚いた表情で突っ立っている。
アシュレイはAには特に指示を出さず、
ウィリアム達の準備が終わるまで待っていろと言われただけなのだ。
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ウィリアム「まーさか、アシュレイの本当の目的があんな現実離れしたことだったなんてねぇ…。」
暫くぼーっと人々が走り回る姿を眺めていると、
やることを終えたのかウィリアム達がAに声を掛けた。
マティルダ「全くだ。
"アレ"をやったのはもう数億年前…
オリヴィア「数億年前と言いましても、それが本当の事なのかも分かってませんしね。
昔話や言い伝え…絵本の中でしかその存在は認知されていませんし…。」
眉根を寄せ、困惑した表情で呟く祝の愚者たち。
その言葉に、Aは先程のアシュレイの言葉を思い出していた。
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紫芋(プロフ) - ナナさん» コメント有難うございます!そう言っていただけて本当に嬉しいです!あれ?涙が…… どうぞこれからも宜しくお願いします! (2017年12月31日 18時) (レス) id: 19cb37bfcb (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 続編おめでとう!Part1から見てるけど面白さが尽きない!これからも頑張ってください! (2017年12月31日 14時) (レス) id: 55d3e49f96 (このIDを非表示/違反報告)
紫芋(プロフ) - 早苗さん» ありがとうございます!最近学校行事で、色々と忙しくなってしまっていて… 亀更新ですが、どうぞこれからもよろしくお願いします! (2016年11月9日 23時) (レス) id: 262404c03e (このIDを非表示/違反報告)
早苗(プロフ) - おめでとうございます! 続き楽しみにしてます (2016年11月9日 1時) (レス) id: d2df675d35 (このIDを非表示/違反報告)
紫芋(プロフ) - ARISU☆さん» ありがとうございます!^^ 亀更新になるかもしれませんが、頑張ります! 期待してくださるなんて…! 凄く嬉しいです! (2016年10月3日 20時) (レス) id: 262404c03e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫芋 | 作成日時:2016年8月20日 23時