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175,*紅茶* ページ31









Aが目を覚ましたのは翌朝だった。






 意識を失う前に居たアシュレイは既におらず、


小鳥の囀りだけが響いていた。








貴「___…」







 昨晩のことを思い出そうとすれば身が震えた。



改めて知ったアシュレイの恐怖。







メリオダスの本気を見たことがある彼女でも感じた、


 彼をも上回るであろう魔力。そして強さ。








アシュレイが仮りの姿を借りた霊体ではなく、実体、即ち生きていたら、


 どれほどの強さであったのだろう。






彼女はそう感じた。









Aはイザナミに呼び掛けてみるも、無反応。








昨晩気を失った後何があったのか、彼女には分からずじまいだった。









_____コンコン…









ふと、部屋の扉がノックされた。






 返事をし、扉を開けたのはオリヴィアだった。




彼女の手には紅茶らしき液体が入ったティーカップと、

 蜂蜜のようなものが乗ったトレーが握られている。









オリヴィア「おはようございますA。」




 微笑んで挨拶を交わす二人。



両手が塞がっているオリヴィアを思い、扉を閉めたAがどうしたのかと問う。









オリヴィア「…気分が落ち着かない時は、温かい紅茶が良いんですよ。」





そう言い、テーブルにコト…とカップを置く。



 そして瓶に入った蜂蜜をタラリ…と入れた。







貴「…ありがとう…。」






オリヴィア「…想い人に、見られたのですよね…。




貴方の気持ち、分かります…。


 大切な人に、自分の汚いところを見られたくないと言う思い…。」





スプーンで紅茶を混ぜながらオリヴィアが呟いた。






液体に写った彼女の表情は酷く悲しそうだった。






176,*愚者に隠された*→←174,*明日の予定*



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紫芋(プロフ) - ナナさん» コメント有難うございます!そう言っていただけて本当に嬉しいです!あれ?涙が…… どうぞこれからも宜しくお願いします! (2017年12月31日 18時) (レス) id: 19cb37bfcb (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 続編おめでとう!Part1から見てるけど面白さが尽きない!これからも頑張ってください! (2017年12月31日 14時) (レス) id: 55d3e49f96 (このIDを非表示/違反報告)
紫芋(プロフ) - 早苗さん» ありがとうございます!最近学校行事で、色々と忙しくなってしまっていて… 亀更新ですが、どうぞこれからもよろしくお願いします! (2016年11月9日 23時) (レス) id: 262404c03e (このIDを非表示/違反報告)
早苗(プロフ) - おめでとうございます! 続き楽しみにしてます (2016年11月9日 1時) (レス) id: d2df675d35 (このIDを非表示/違反報告)
紫芋(プロフ) - ARISU☆さん» ありがとうございます!^^ 亀更新になるかもしれませんが、頑張ります! 期待してくださるなんて…! 凄く嬉しいです! (2016年10月3日 20時) (レス) id: 262404c03e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫芋 | 作成日時:2016年8月20日 23時

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