検索窓
今日:22 hit、昨日:1 hit、合計:62,717 hit

155,*戻って* ページ11

.



僅かな轟音と共に、二人の間に槍が突き刺さった。







貴「__!」





Aには、突き刺さるその淡い桜色の槍に見覚えがあった。









ウィリアム「__お嬢!!」







2人は視線を上に向ける。





上空からAの隣に着地したのはウィリアム。







貴「ウィル…!」






Aの言葉にメリオダスはハッとなる。




ウィル…ウィリアム。





酒場で見た手配書と同じ名前、同じ顔。




更にAと同じ守護石使いだと言う。





恐らく突き刺さる桜色の槍は、以前Aが言っていたウィルの守護石、珊瑚が武器化したものだろう。







ウィリアム「大丈夫?」




貴「…ええ。」






メリオダスは2人が普通に会話していることにギョッとした。






ウィリアムは敵である祝の愚者、



対してAは自分達と同じ七つの大罪の筈。







ましてや自分自身を連れて行こうとした人物と会話し、挙げ句の果て"お嬢"と呼ばれている。







疑問があり過ぎて、思考が追いつかなかった。









ウィリアム「…此処は"僕達"がやるよ。



君は先に城に戻って。」







ウィリアムはAの身体が微かに震えていることに気付き、戻る事を促す。








貴「ぇ…でもっ!」





ウィリアム「大丈夫、任務はもう終わったさ。



君は先に帰るんだ。」







それでも戸惑うAに対し、ウィリアムは早く!と声を荒らげた。








Aはウィリアムの気迫に、チラッとメリオダスを見て、その場を去る。








メリオダス「待っ…!」






立ち去るAを引き止めようとメリオダスが踏み出すが、

突き刺さった槍を素早く引き抜き、襲い掛かって来るウィリアムがそれを許さなかった。







.

156,*絶望的な1対4*→←154,*最悪の再会*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (35 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
159人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

紫芋(プロフ) - ナナさん» コメント有難うございます!そう言っていただけて本当に嬉しいです!あれ?涙が…… どうぞこれからも宜しくお願いします! (2017年12月31日 18時) (レス) id: 19cb37bfcb (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 続編おめでとう!Part1から見てるけど面白さが尽きない!これからも頑張ってください! (2017年12月31日 14時) (レス) id: 55d3e49f96 (このIDを非表示/違反報告)
紫芋(プロフ) - 早苗さん» ありがとうございます!最近学校行事で、色々と忙しくなってしまっていて… 亀更新ですが、どうぞこれからもよろしくお願いします! (2016年11月9日 23時) (レス) id: 262404c03e (このIDを非表示/違反報告)
早苗(プロフ) - おめでとうございます! 続き楽しみにしてます (2016年11月9日 1時) (レス) id: d2df675d35 (このIDを非表示/違反報告)
紫芋(プロフ) - ARISU☆さん» ありがとうございます!^^ 亀更新になるかもしれませんが、頑張ります! 期待してくださるなんて…! 凄く嬉しいです! (2016年10月3日 20時) (レス) id: 262404c03e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紫芋 | 作成日時:2016年8月20日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。