45,*コクハモン* ページ48
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『__?』
急に暗くなったことに眉をひそめるA。
直後、チィリンモンの叫び声が響く。
チィリンモン「__!?人間!後ろだ!!」
チィリンモンの言葉に後ろを振り向く。
背後に佇んでいた者の目線は、自分より遥か上。
反射的に視線を上に上げるA。
立っていたのは、可愛い竜のような生き物。
___否、可愛いとは言えなかった。
その生き物の瞳は獲物を狩るような、鋭く、どこか狂気染みた雰囲気を出しており、
自らの牙と爪をチラつかせながらA達を見ていた。
チィリンモン「__コクハモン…!」
『コクハモン…?』
ドルモン「A危ないっ!」
『あっ…!?』
コクハモン、その言葉にチィリンモンに振り向こうとしたAだったが、
そのせいで自信に振り下ろされる拳に気付かず、すかさずドルモンが彼女を押し退ける。
大きな音を立てて拳が地面にめり込んだ。
『っ…!あれもデジモンなの…!?』
チィリンモン「…あぁ。あのコクハモンの手によって、情けなくも、私は…!」
Aの疑問に答えたのはチィリンモン。自信をこのような状況に陥れた元凶の人物に、
チィリンモンは眉をひそめ、俯く。
ドルモン「だ、だが…!コクハモンは普通は"外"には居ないのだぞ!?
それに、あんなに大きくも…!」
『外…?』
チィリンモン「…私にも分からぬ…
出会ったときには既にあのような姿になったいたのだ…。」
理解ができない会話に混乱するAだったが、すぐにドルモンが説明をする。
ドルモン「コクハモンは野生で存在することはなくて…
普段は、電脳世界とこの世界のデータ回路を行き来してて…
、それに…コクハモンは本当はあんな大きさじゃないのだ。
ボクと同じぐらいの大きさなのだぞ?」
『、同じぐらいって…』
ドルモンの言葉にコクハモンを見やるA。
その姿の大きさは、グレイモンやバードラモンと同等かそれ以上の巨体さで、
お世辞でもドルモンと同じ、とは言えないものだった。
『じゃあ、何であんなに大きく…____っあ…!?』
じっ、とコクハモンの姿を見ていると、項辺りにチラつく、
見覚えのあるものがあった。
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紫芋(プロフ) - 石田@政成さん» こんばんわ石田@政成さん!コメントありがとうございます!デジモンの小説、書き始めたんですか!?最近はデジモンの小説を書く人が少なくなっていると思ったのですが…なんか嬉しいです!見習うだなんて…!ありがとうございます(´;ω;`) (2017年1月22日 20時) (レス) id: 223fda8bde (このIDを非表示/違反報告)
石田@政成(プロフ) - 紫芋さん» 紫芋様、こんばんは♪続編ですか!ますます楽しみですねぇ♪更新お待ちしております!僭越ながら、私もデジモン小説を書き始めたばかりです(笑)紫芋様のような文才はありませんが(泣)紫芋様見習って頑張っております!(*^^*) (2017年1月22日 19時) (レス) id: 7d98e75306 (このIDを非表示/違反報告)
紫芋(プロフ) - 石田@政成さん» ありがとうございます!^^ 頑張って治しますね! (2016年11月24日 8時) (レス) id: 13c704358a (このIDを非表示/違反報告)
石田@政成(プロフ) - 紫芋さん» 確かに太一もかっこいいですね♪こちらこそお返事ありがとうございます!えっ、そうだったのですね(;>_<;)早く良くなるといいですね(;_;)お大事にしてください!更新いつでもお待ちしてます(*^^*)/ (2016年11月24日 7時) (レス) id: 7d98e75306 (このIDを非表示/違反報告)
紫芋(プロフ) - 石田@政成さん» やっぱりヤマトかっこいいですよね!私は太一も好きなんですが、triではイケメン&ツンデレが増してて、ゾッコンになりましたw 素敵なコメントありがとうございます!只今流行風邪に掛かってしまってて…!復活すれば、たくさん更新させていただきます! (2016年11月24日 0時) (レス) id: 13c704358a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫芋 | 作成日時:2016年3月6日 1時