275.VSイレイザーヘッド ページ47
.
しかしいくら零が強いと言えど、所詮まだ卵
大人、ましてやプロヒーローの相澤は力が強く、
そのままギィンッと零のナイフを受け流す
そして身を翻し、ナイフを持つ彼女の右手を蹴り弾いた
その衝撃により零のナイフは遠方まで飛ばされ、当の本人は僅かな痛みに顔を歪める
反撃の暇も与えず相澤は丸腰状態の零の顎を蹴り上げた
小さな呻き声と共に、蹴りが顎に入った彼女の体は大きく後ろに反れた
相澤｢…、(手応えがねぇ…
自ら後ろに反れたか…！
まァどっちにしろ、
個性も使えねぇ、もう一つの方も使わねぇ丸腰のお前じゃ勝てねぇよ…)」
ナイフで地面に縫いつけられた部分の布を切り離し、
足を踏み出す相澤
蹴りで仰け反った零だったが、その体が地面に倒れる前に、
片手を地に付け、身を翻す
矢張りわざとかと感じた相澤だったが、彼女の背中を覆うマントで気付かなかったのか、
地面に片手を付け体を戻す状態で零はもう一本、
隠し持っていた小さめのナイフをヒュッと相澤に向かって投げた
小さく舌打ちをした相澤は近距離でありながらも寸でのところでナイフを躱す
頬を掠り、僅かに切れた傷口がピリッと痛んだ
ナイフに気を取られた瞬間、視界が暗くなる
体制を戻した零が自身のマントを相澤に投げつけ、視界を塞いだのだ
マントが頭から被さった相澤は足を止める
視界が塞がった今がチャンス
零は隙を逃さず直ぐさま轟同様、大氷壁を繰り出した
『、よし…今のうちだ…！』
ﾕｳｷ｢はい…！」
轟ペアの試験を見ていてよかったと感じた零はユウキに声をかけ走り出した
.
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
相澤｢…成程な
ただ他の奴らの試験を見ていただけじゃねぇわけか
…けどま、
＿＿＿＿＿相手が二人ってことは、
忘れてねぇよな？」
.
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『ユウキ、カフスはちゃんと持ってるな？』
ﾕｳｷ｢はい、一応…」
『ゲートまであと少しだが万が一のためだ
さっきは違ったが、相澤先生とキュレーターさん…
もし同時に来られれば…』
.
276,最も悪いと書いて"最悪"と読む→←274,個性なしの戦い
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 395人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫芋(プロフ) - 満月さん» ありがとうございます(*^^*) 亀更新ですいません！頑張りますね！ (2020年1月23日 2時) (
レス) id: 19cb37bfcb (このIDを非表示/違反報告)
満月(プロフ) - とっても面白かったです！更新頑張って下さい。応援してます！ (2019年1月7日 12時) (レス) id: 70ff6c69f2 (このIDを非表示/違反報告)
紫芋(プロフ) - mayumiさん» 零ちゃんのペアはびっくり…！？そして対戦相手も…！4期楽しみですね！頑張ります！ (2018年11月11日 18時) (レス) id: e8d3e7c39a (このIDを非表示/違反報告)
紫芋(プロフ) - 連さん» 有難うございます！頑張ります！ (2018年11月11日 18時) (レス) id: e8d3e7c39a (このIDを非表示/違反報告)
連 - 更新待ってました！ これからも頑張ってください (2018年10月22日 7時) (レス) id: a3561912ae (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫芋 | 作成日時：2018年8月8日 0時
