274,個性なしの戦い ページ46
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『…私の個性は……』
暫しの沈黙の末、ゆっくりと口を開いた零
その口から語られる言葉をユウキはしっかりと聞き届けようと向き合う
＿＿＿＿＿しかし
ﾌｯ…
『！』
ﾕｳｷ｢！？」
零の口から言葉が語られる前に、ユウキの個性による炎がフッと消えた
個性が消えた
それ即ち…理解した二人は咄嗟に各々別方向へと飛び退いた
その瞬間、二人が先程まで居た場所に叩き付けられた白布
見覚えのあるその布に、零は顔を上に向けた
案の定、視線の先には白布、捕縛武器を放った状態の相澤
相澤とキュレーターが共に行動しているかは分からないが、
恐らく近くには居るだろうと思った零は、ユウキに走るよう促す
相澤が捕縛武器を手元に戻すのを見て、零も背を向けて走り出した
視線を背後に向ければやはり相澤は追ってきている
彼に見られている限り個性は使えない
背を向けて走る彼女達に相澤は再び捕縛武器を放つ
しかし同じように捕縛武器を扱い、彼から戦う術を教わっている零にとってはその捕縛武器を見切るのは苦でもなかった
ひらりと躱しタァンッ！と叩き付けられた捕縛武器を、腰に携えていた二本のナイフで地面に縫いつける
二本のうち一本を氷で多い、簡単には外れぬようにすると、
延びる白布を両手で掴み思い切り引っ張った
相澤｢っ！｣
当然捕縛武器を延ばした当人の相澤もその行為で引き寄せられる
しかし抗いはせず、腰に携帯するナイフを手に取り、捕縛布を引く零に向かって行く
ナイフを構え自身の行為に従って向かってくる相澤に零は焦らず、
捕縛布を縫いつける、凍らせていない方のナイフを目を向けず踵でカンッと蹴り上げ、
それを右手でパシンッと掴む
相澤と零のナイフがぶつかり、金属音が鳴り響いた
高々と建つビルに囲まれたその場所は、五月蝿いほど音が反響する
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紫芋(プロフ) - 満月さん» ありがとうございます(*^^*) 亀更新ですいません！頑張りますね！ (2020年1月23日 2時) (
レス) id: 19cb37bfcb (このIDを非表示/違反報告)
満月(プロフ) - とっても面白かったです！更新頑張って下さい。応援してます！ (2019年1月7日 12時) (レス) id: 70ff6c69f2 (このIDを非表示/違反報告)
紫芋(プロフ) - mayumiさん» 零ちゃんのペアはびっくり…！？そして対戦相手も…！4期楽しみですね！頑張ります！ (2018年11月11日 18時) (レス) id: e8d3e7c39a (このIDを非表示/違反報告)
紫芋(プロフ) - 連さん» 有難うございます！頑張ります！ (2018年11月11日 18時) (レス) id: e8d3e7c39a (このIDを非表示/違反報告)
連 - 更新待ってました！ これからも頑張ってください (2018年10月22日 7時) (レス) id: a3561912ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫芋 | 作成日時：2018年8月8日 0時
