259,可笑しい、 ページ31
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切島｢おぉっ！？八百万、夏目！
ひっさしぶりだなー！」
芦戸｢大丈夫ー？ってか零どうしたのそれー！？」
久々の二人の登場に、騒めく教室八百万は少し弱々しい顔で大丈夫ですわ、と微笑む
芦戸達の心配に、零は心配させぬよう、｢何でもない｣と笑う
しかしその笑みが苦し紛れであるのは、
貼り付けた笑みであるのは容易に分かるものだった
それからはというものの、何事も無く授業を進めていった零と八百万
しかし日中二人の様子が変なのは誰にとっても明らかだった
特に可笑しかったのは零
授業中はよくボーッとしており、窓の外を眺めている
更に驚いたことに、今まで八百万やユウキと行動していたのが、
三人とも別々に、一緒になることがなかった
八百万と零が会話をすることもなければ、
一緒に登下校しているところも見なくなった
何故なのか、と思えど、直球にそのようなことを聞ける雰囲気でもなく、
A組内では異様な、何とも気まずい空気が毎日漂っていた
そんな中、遂に訪れた六月最終週
期末テストまで残すところ一週間を切っていた
全く勉強していないと焦る面々、成績上位以内は落ち着いた雰囲気
成績21人中1位の八百万に頼る者もちらほらと居た
頼られたことに喜び、プリプリとしている八百万を見て和む空気
そんな中轟は彼女の後ろの席の零に目を向けた
頬杖を付き、ボーッと窓の外を眺めている
何を考えているかは分からないが、彼女の左頬の痣はとても痛々しかった
父エンデヴァーに特訓を強いられていた轟にこそ分かる痣
あれは転んだ拍子でついたものでなはい
＿＿＿＿＿明らかに、殴られた跡だ
個性で冷やしたのかは分からないが、微妙にその頬は腫れている
＿＿＿＿＿何があった？
などと、流石の轟にも直球に聞くことには引けた
過去の自分に踏み入られたくない部分があったように、
今の彼女にも踏み入って欲しくない部分はあるはずだ
それでも、何とかしたい、と轟は無意識にそう感じていた
そしてその思いは放課後、
耳郎のある言葉によって固く、決意される
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紫芋(プロフ) - 満月さん» ありがとうございます(*^^*) 亀更新ですいません！頑張りますね！ (2020年1月23日 2時) (
レス) id: 19cb37bfcb (このIDを非表示/違反報告)
満月(プロフ) - とっても面白かったです！更新頑張って下さい。応援してます！ (2019年1月7日 12時) (レス) id: 70ff6c69f2 (このIDを非表示/違反報告)
紫芋(プロフ) - mayumiさん» 零ちゃんのペアはびっくり…！？そして対戦相手も…！4期楽しみですね！頑張ります！ (2018年11月11日 18時) (レス) id: e8d3e7c39a (このIDを非表示/違反報告)
紫芋(プロフ) - 連さん» 有難うございます！頑張ります！ (2018年11月11日 18時) (レス) id: e8d3e7c39a (このIDを非表示/違反報告)
連 - 更新待ってました！ これからも頑張ってください (2018年10月22日 7時) (レス) id: a3561912ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫芋 | 作成日時：2018年8月8日 0時
