177,表彰式 ページ42
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ﾐｯﾄﾞ｢メダル授与よ！
今年メダルを贈呈するのはもちろんこの人！」
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢私が！メダルを持ってきた！」
ﾐｯﾄﾞ｢我らがヒーロー、オールマイト！！」
『(思いっきしカブったな…)』
ミッドナイトの言葉とオールマイトの言葉が被さり、
台無しとなった状況に、零は着地時の砂埃から目を守るように閉じ、そう感じた
ミッドナイトからメダルを受け取り、零の目の前まで来るオールマイト
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢夏目少女おめでとう！
やはり強いな君は！」
『ありがとうございます…』
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢これからにもっと期待ができるな！
君はきっと誰もが認める強さを誇る存在に成りうるだろう！」
首に掛けられた赤銅色のメダルを見つめる零を、オールマイトは優しく、しかし強く包み込んだ
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢君があの力を使ったことは誰も責めやしないよ
これからも、使うか使わないかは君次第だ」
他の生徒に聞こえぬよう呟いたオールマイトの言葉に、
零は小さく頷き、はいと答えた
零のもとを離れたオールマイトは、轟の元に歩み寄る
ｵｰﾙﾏｲﾄｲ｢轟少年、おめでとう
…決勝で左を収めてしまったのにはワケがあるのかな」
轟｢…夏目に言われて…
緑谷戦でキッカケをもらって…
…分からなくなってしまいました…
あなたが奴を気に掛けるのも少し分かった気がします…」
轟の言葉に零は視線だけを彼に向けた
下を向く轟の表情は、以前とは違って穏やかになっていた
憎しみや怒りが篭っていないその顔に、零は僅かな笑みを零す
轟｢俺もあなたのようなヒーローになりたかった
ただ…俺だけが吹っ切れてそれで終わりじゃ駄目だと思った
清算しなきゃならないモノがまだある」
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢…深くは聞くまいよ
今の君ならきっと清算できる」
オールマイトはそう言って轟を抱きしめ、その背中を優しく叩いた
立て続けにオールマイトは爆豪の元へ行き、彼の口の拘束具を外した
90度にもいきそうなほど目を釣り上げる爆豪に、
誰しもが｢顔やべぇ｣と思ったことだろう
今回の一位を認められずメダルを受け取らない爆豪に、
オールマイトは口にくわえさせる形で贈呈した
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紫芋(プロフ) - 美咲さん» ありがとうございます！そう言って貰えると凄く嬉しいです…！頑張りますね！ (2021年8月22日 0時) (
レス) id: 19cb37bfcb (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - すんげえ面白いです。ほんとにほんとに面白いです。もうほんとに…。 (2021年8月12日 1時) (レス) id: f6fdf86c66 (このIDを非表示/違反報告)
紫芋(プロフ) - 葵さん» すいません…！色々試して見ています！恐らくURLをクリックしてでの閲覧になるかもしれませんが、ご了承ください…！ (2021年8月10日 17時) (レス) id: 19cb37bfcb (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - イラストが見たくても見られない場合はどうすればいいのでしょうか？ (2020年2月10日 21時) (レス) id: 349b72f88b (このIDを非表示/違反報告)
紫芋(プロフ) - 杏璃さん» 大丈夫です！お気になさらずに(*^^*) (2020年1月23日 2時) (レス) id: 19cb37bfcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫芋 | 作成日時：2018年2月28日 1時
