172,褒めてくれると思った力 ページ37
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ﾕｳｷ｢姉さまは！！」
八百万｢先程轟さんが出ていきましたが、
来てたんですのね…！」
慌ててきた二人に声の音量を下げるように促し、
丁度良かったと呟くリカバリーガール
ﾘｶﾊﾞﾘｰ｢服の下の傷を治すところさね
アンタたち手伝ってくれるかい？
もし"発作"が起きても大丈夫なように」
頷く二人
リカバリーガールに促され、ユウキは医務室の鍵を閉めた
零に二つ目の個性があると知らなかったユウキ
何故、何故
そんな疑問が、悲しみがまとわりつく
それを振り払うように首を大きく降ったユウキは、
扉から離れ零のもとに駆け寄った
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褒めてくれると思った
＿＿＿｢どうして、今になって…！｣
もうひとつ出たよ、って
＿＿＿＿｢呪われてる…！｣
ただ、褒めて、撫ででもらいたかった
＿＿＿『おかあさんが笑顔になるなら、
零は、ずっといい子でいるよ？』
だから
嘘ついて
自分を殺した
きっとそれでよかった
だってお母さんは今まで以上に優しくしてくれたから
＿＿＿｢ごめんね、零…！｣
あの時お母さんが言ったごめんねは
何に対してだったのか
よく分からない
ただお母さんを悲しませないために
その力は使わなかった
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿
ゆっくりと瞼を開いた零
一番最初に飛び込んだのは蛍光灯の付いた天井
保健室…いや、医務室か、と零は心の中で思った
顔を横に向ければ、隣のベッドで轟が眠っていた
更にその隣には爆豪と
まさか終わったのかと少し焦り、
痛みはないが酷く気怠い体を起こす
布の擦れる音に気付き、リカバリーガールが起きたのかい、と席を立つ
杖をつきながら零のベッドに歩み寄り、
大丈夫そうだね、と呟いた
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紫芋(プロフ) - 美咲さん» ありがとうございます！そう言って貰えると凄く嬉しいです…！頑張りますね！ (2021年8月22日 0時) (
レス) id: 19cb37bfcb (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - すんげえ面白いです。ほんとにほんとに面白いです。もうほんとに…。 (2021年8月12日 1時) (レス) id: f6fdf86c66 (このIDを非表示/違反報告)
紫芋(プロフ) - 葵さん» すいません…！色々試して見ています！恐らくURLをクリックしてでの閲覧になるかもしれませんが、ご了承ください…！ (2021年8月10日 17時) (レス) id: 19cb37bfcb (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - イラストが見たくても見られない場合はどうすればいいのでしょうか？ (2020年2月10日 21時) (レス) id: 349b72f88b (このIDを非表示/違反報告)
紫芋(プロフ) - 杏璃さん» 大丈夫です！お気になさらずに(*^^*) (2020年1月23日 2時) (レス) id: 19cb37bfcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫芋 | 作成日時：2018年2月28日 1時
