164,本気、本気じゃない ページ28
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かと言って零がトップを狙っていないと言うわけでもない
いうなれば、"思いの強さ"の違いだろう
彼女は母の存在を始めとする、ユウキへの罪悪感から
爆豪はただ純粋にトップを狙うという、
誰よりも自分が一番強いということを示したい、
一番になりたいという簡単な思い
あーだこーだ考えず、ただ真っ直ぐ前だけを見ている
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爆豪｢、テメェ…！
そろそろいい加減にしろや！」
氷を張り、氷柱を伸ばし攻撃する零に、
それを避け続けていく爆豪が怒鳴った
意味の分からない言葉に、零ははぁ？とイラ付いた雰囲気で返す
爆豪｢もっと本気でやれや！
…テメェもクソ半分野郎と同じ感じってか？ああ！？」
『馬鹿にしてるのはどっちだ！
これが本気じゃないと…！？
私は本気でお前を、』
爆豪｢あんだろうが！！」
爆豪の怒鳴って発した言葉に、零は少し攻撃の手が緩んだが、
次々と氷柱を伸ばしていく
爆豪は軽い爆破までは起こせるようになったのか、
それを駆使して氷を破壊する
爆豪には、氷の硬度が低くなっていることが分かった
しかしそれでも氷は氷
十分な爆破を起こせない彼は、素手で氷を砕くこともあった
そのため、彼の拳は硬い氷で皮膚がめくれ、
血に塗れている
それでも氷を砕き割るのは、彼が怒っているから
本気を出さない彼女に対して、激しい憤りと嫌悪を抱いているから
爆豪｢USJん時…！
俺だけじゃねえ、クソ髪も半分野郎も、
…、クソデクも感じた…！
絶対零度じゃねえ、違う感じ…！」
爆豪はもう気付いているのだろう
だが彼女は氷結を繰り出し続ける
その顔は歪んでいた
苦しみに
悲しみに
怒りに
後悔に
爆豪｢あんだろーが！
"もう一つ"！
なぁオイ！？」
『＿＿＿っ、』
爆豪｢氷だけで俺に勝つってか！？
どんだけ舐めとんだ！」
爆豪の怒鳴り声は、運が良いのか悪いのか、
爆破と氷結発動の音によって大半の者には聞こえていなかった
ただ、聞き取れた生徒も何人かいるだろう
爆豪の言葉に、困惑と驚愕の表情を浮かべている
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紫芋(プロフ) - 美咲さん» ありがとうございます！そう言って貰えると凄く嬉しいです…！頑張りますね！ (2021年8月22日 0時) (
レス) id: 19cb37bfcb (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - すんげえ面白いです。ほんとにほんとに面白いです。もうほんとに…。 (2021年8月12日 1時) (レス) id: f6fdf86c66 (このIDを非表示/違反報告)
紫芋(プロフ) - 葵さん» すいません…！色々試して見ています！恐らくURLをクリックしてでの閲覧になるかもしれませんが、ご了承ください…！ (2021年8月10日 17時) (レス) id: 19cb37bfcb (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - イラストが見たくても見られない場合はどうすればいいのでしょうか？ (2020年2月10日 21時) (レス) id: 349b72f88b (このIDを非表示/違反報告)
紫芋(プロフ) - 杏璃さん» 大丈夫です！お気になさらずに(*^^*) (2020年1月23日 2時) (レス) id: 19cb37bfcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫芋 | 作成日時：2018年2月28日 1時
