番外編2 ページ10
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ギル「パーティ、ですか…?」
メリオダス「おう。Aの提案でな」
ギル「王国中を巻き込んで年越しパーティなんて…
凄いですね…。」
苦笑いで幼きギルサンダーは呟いた。
しかしその顔は嬉しそうだ。
かつてない大規模なパーティに、楽しみな感情の方が勝っているのだろう。
メリオダス「って事で、夜に大広間に集合な。
マーガレットにもちゃんと伝えとけよー?」
ギル「分かりました!」
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ヘンドリ「え、パーティ?」
国中を巻き込んでの大規模年越しパーティ。
それを告げられたヘンディことヘンドリクセンは、ポカンとした表情。
ヘンドリ「また、酔狂な事を思い付きますねA殿は…」
メリオダス「ははっ、まぁな。
けどまぁ、今までやったこと無かったしよ。
この頃、何奴も此奴も忙しかったらしいし…
たまには良いんじゃねーの?」
両腕を頭の後ろで組み、ニカッと笑うメリオダスに、
ヘンドリクセンは、苦笑いしながらそうですね、と返した。
メリオダス「夜に大広間に集合な!」
ヘンドリ「成程。今日は冷え込みますからね。
中の方が良いでしょう。」
メリオダスはヘンドリクセンに軽く手を振りながら城への帰路を歩く。
取り敢えず一通り伝わっただろうと、ほう…と息を吐いた。
その瞬間、白い息が漏れる。
ヘンドリクセンが今日は冷え込む、と言っていたのを思い出す。
雪降るかもな、とメリオダスは思い、
少しかじかんだ手に息を吐き、摩る。
今彼が立っている場所からでも、人々のざわめきが聞こえる。
どうやら街の人間にもパーティのことが伝わり、
準備をし始めているようだ。
メリオダス「っし…帰るか。」
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パァン、とクラッカーの音が大広間に鳴り響いた。
その瞬間、湧き上がる人々の声。
大広間の壁には、明けましておめでとう、
と書かれた垂れ幕があった。
本当はまだ年は開けていないのだが。
豪勢な料理を口に運び、大量の種類の酒を飲み、
人々は笑い、賑わっていた。
ディアンヌ「いやー、良いねぇこう言うの!」
キング「確かに、いい息抜きだよね。」
マーリン「ふむ…
中々味わい深い酒だな…」
エスカノール「街一の酒場の秘蔵酒を頂いたんですよ!」
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理音(プロフ) - 夢主とくっつけて欲しいです!更新楽しみにしています! (2月26日 12時) (レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
紫芋(プロフ) - らむねさん» コメントありがとうございます^^* やっぱりメリオダスオチですかね…!となると設定上、混沌の話を除外することになります…ご了承ください…! (2021年7月9日 0時) (レス) id: 19cb37bfcb (このIDを非表示/違反報告)
らむね(プロフ) - メリオダスと夢主をくっつけてほしいです!! (2021年7月8日 7時) (レス) id: 5ec7e35342 (このIDを非表示/違反報告)
水月(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて続きが楽しみです!更新楽しみにしてます!!応援してます! (2018年9月2日 4時) (レス) id: 5aa5e3d00a (このIDを非表示/違反報告)
七つの大罪大好き女子中学生 - 続きがとても楽しみです。帰ってくるのを楽しみに待ってます。これからも応援してます!o(*^▽^*)o頑張ってください! (2018年6月29日 0時) (レス) id: 66856aba47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫芋 | 作成日時:2017年12月31日 18時