【七つの大罪】〜もう一つの大罪物語〜part6

195,* 血 * ページ2

ぐじゃっ









＿＿＿＿＿？





　体に衝撃が走り、変な音がした。






自分の体から…









.









　＿＿＿＿＿自分、の…？









Aは恐る恐る自身の腹部を見る。







　そこに"刺さっている"のだ。







いつの間にかアシュレイの手元にあった、




　 太刀が＿＿＿＿＿＿









ｱｼｭﾚｲ｢言っただろう？簡単だと。






後はこの中心に、





鳳凰族であるお前の血を垂らせばいい。」









　Aは現状を把握する。




自分はアシュレイによって背後から腹部を貫かれたのだと。






　
どくどくと真っ赤で生温かい血が自分の腹から流れ出ている。









　ズッ…と太刀を引き抜かれ、




Aの体は重力に従って地面に倒れた。









貴｢かっ…！？




な、んで……！？」





ｱｼｭﾚｲ｢マザーイーズを完全に復活させるためには、




少量の血じゃ意味ないんだよ。





　ここはもう戦場…



多くの生物共が血を流した。





　そして最後に貴様の血＿＿＿＿






地脈…



別名、"龍脈"というものを知っているか？






　蓬郷世界の地中にはマザーイーズが司る龍脈が流れているんだ。



流れ、地に染み込んだ血は、マザーイーズの怒りを、








＿＿＿爆発させる…！！！！」









　アシュレイは嬉々とした表情で、両手を広げる。





その瞬間、魔方陣が赤く光り出した。





　激しい轟音と振動と共に、地中の龍脈も赤く光り出す。




龍脈は線を描くように伸びていき、城の頂上、Aの伏せる魔方陣と繋がった。









　突然の出来事に、争い合っていた人々は止まり、何だ何だと辺りを見回す。



それはメリオダス達も例外ではなかった。






ﾒﾘｵﾀﾞｽ｢んだこれ…、」



ｳｨﾘｱﾑ｢、まさか…本当に…！？」





　城を見上げて呟くウィリアムに、メリオダスは疑問を抱く。



しかし焦った表情をする彼を見て、好機だと踏んだ。






ﾒﾘｵﾀﾞｽ｢バン！」



ﾊﾞﾝ｢飛ばすぜ〜団ちょ♪」





　メリオダスは剣を鞘に収め、バンはそんな彼を抱え、ぶん投げた。



ウィリアムが気付いた時には既に遅し、メリオダスは丘に着地する。






ﾊﾞﾝ｢んじゃ、お前の相手は俺な〜♪」



ｳｨﾘｱﾑ｢、クソ…！」









.









ｱｼｭﾚｲ｢さあ＿＿＿＿＿








マザーイーズの









＿＿＿＿復活だ！！！」

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