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そして二度目のため息を落とすと、廻は頭を掻いて若干視線をさ迷わせた後、言いづらそうに口を開いた。
「俺も……悪かった。俺が怒りを向けるべきは、Aじゃなかった。お前は多分、ヒーローとして正しい事をしたんだろう？俺が本来怒るべきは俺の力不足であって、さっきのはほとんど八つ当たりみたいなもんだ」
『……それじゃあもう、怒ってない？』
「ああ、怒ってない」
『許してくれた？』
「自分の行動を振り返られたならもうそれでいい。そもそも、お前は別に何も悪く＿＿＿いや、六割くらいはお前も悪い気がするから、そこはちゃんと反省しとけよ」
八つ当たりだったと宣言したばかりのその口で、今度は半分以上の非を押し付けてくるあたり、すっかりいつもの廻らしさを取り戻している。
その事にいくらかの安心を感じつつ、Aは素直に頷いた。
『私の事、嫌いになった？』
機嫌を伺う三度目の質問に、廻が一瞬、目を丸くした。
首を傾げ、眉根をグッと寄せながら、「はあ？？」と不機嫌全開の返事が返ってくる。
「お前には、俺が嫌いな人間のために命を懸けるほどお人好しに見えるのか？」
『…………』
確かに見えない。
廻は自分の内側に入った人間にはとことん優しいが、それ以外の者には薄情な一面も持ち合わせているのをAは知っている。
けれど＿＿＿＿、
『よく考えてみると、私、廻くんに好きって言われた事が一度もない』
「……………………」
長い沈黙。
廻にもその自覚はあったのだろう。
『＿＿＿＿ねぇ、廻くんは私の事、好き？』
廻の顔を覗き込みながら問うその声が、心なしか不安げな感情を含んでいるように聞こえて、
「お前の方が、よっぽどずるいだろ……」
廻は目を細め、苦々しく笑ったその表情のまま、片手で自分の顔を覆った。
「……いちいち言葉にしなきゃ伝わらないのか？」
『廻くんには、私が言葉にしなくても理解できるほど感受性豊かに見えてるの？』
見える訳がない。
堂々と言い切るその姿に渋い顔を作りつつも、廻は目元から手を外し、Aの瞳を見下ろした。
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メケメケ(プロフ) - ねねさん» ねねさ〜〜ん！！ありがとうございます！何かしらお力になれてるだなんて嬉しいです！なるべく早く書き始められるよう、やるべき課題をちゃっちゃと片付けて来ますね！笑 (1月25日 23時) (
レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - めろさん» NARUTO履修者、意外と少ない気がしていたので嬉しいです！！🤝 NARUTOとヒロアカは最高ですよね！！じっくり丁寧に書いてるので、確かに原作軸までまだまだ遠そうです笑 ありがとうございます！続きも頑張ります〜！ (1月25日 23時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
ねね - 7章完結おめでとうございます！！！こちらこそメケメケさんのおかげで学校でも頑張れています！！早く見たすぎて衝動が出てしまうのですが…笑これからも応援させていただきます！！ (1月25日 17時) (レス) @page50 id: 85be73129f (このIDを非表示/違反報告)
めろ(プロフ) - NARUTOもヒロアカも大好きな私には美味しすぎる作品でゆっくり読むつもりが一気に読んじゃいました🥹！！！！！！続きも楽しみにしてます！！！！！原作軸に行くまでまだまだ長そうですが一生着いていきます🤝🏻！ (1月25日 4時) (レス) id: a428350e37 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - ねねさん» 嬉しかったしお陰で更新頑張れました！�┥呂砲發爾劼爾劼�付き合いください！😊 (1月22日 23時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メケメケ | 作成日時：2024年1月5日 14時
