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妬ましく思う気持ちはあれど、燈矢は何も焦凍を毛嫌いしている訳ではない。
ただ、好きかと問われれば答えに躊躇う。
焦凍に罪はないとは言え、あの子の存在に苦しめられてきた事実は燈矢の中で消えてはいないのだ。
あれが本当に自分自身が深層心理で願ったものなのかと思い悩む燈矢に、『そう言えば』とAが思い出したように問う。
『燈矢が意識を失う直前、一瞬だけ炎の勢いが強くなったの。あの時どうやって私の幻術を破ったの？』
チャクラの存在すら知らない燈矢に術を解かれた事にも驚いたが、何より疑問だったのは、幸せな夢に浸っていたはずの燈矢が全てを振り払って暴れ出した事である。
意識が落ちるのがもう少し遅ければ再燃していたのではないかとAはヒヤヒヤさせられたのだ。
「……ホントに分かんないの？」
問われた燈矢がジト目でこちらを睨んでくるので、Aは両掌を燈矢に向けて降参アピール。
すると、燈矢はこれ見よがしにため息をついた。
「あのさぁ……。あの夢、Aが俺の幸せを想像して作ったんだよな？」
『うん、そうだよ。エンデヴァーさんだけ解像度高めに』
「それで逃げ出そうとした俺にお父さんだけが食らいついて来た訳か……」
あの時背後から伸びて来た数多の手と甘ったるい猫なで声を思い出し、自分の身体を抱いてぶるると震える燈矢に、『嬉しくなかった？』とAが首を傾げてくる。
ぶっちゃけ毎晩夢に出てきそうなくらいには怖かったので、Aはやっぱり色々な部分がズレている事を燈矢は再認識した。
「Aが見せてくれた世界は、完璧なんかじゃなかったよ」
バッサリと断じる燈矢に、Aが驚いた顔をする。
「＿＿＿＿だって、Aが居なかった」
あれが燈矢の理想も反映した世界だったとするなら、何故あの時Aの影も形も見当たらなかったのか。
どうしてAを思い出そうとする思考をノイズが邪魔してこようとしたのか。
その理由が分からないと文句を垂れる燈矢に、驚きをその顔に浮かべたまま、少女は『だって』と小さく口にした。
『………幸せな夢に、私が居るのはおかしいと思ったから』
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メケメケ(プロフ) - ねねさん» ねねさ〜〜ん！！ありがとうございます！何かしらお力になれてるだなんて嬉しいです！なるべく早く書き始められるよう、やるべき課題をちゃっちゃと片付けて来ますね！笑 (1月25日 23時) (
レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - めろさん» NARUTO履修者、意外と少ない気がしていたので嬉しいです！！🤝 NARUTOとヒロアカは最高ですよね！！じっくり丁寧に書いてるので、確かに原作軸までまだまだ遠そうです笑 ありがとうございます！続きも頑張ります〜！ (1月25日 23時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
ねね - 7章完結おめでとうございます！！！こちらこそメケメケさんのおかげで学校でも頑張れています！！早く見たすぎて衝動が出てしまうのですが…笑これからも応援させていただきます！！ (1月25日 17時) (レス) @page50 id: 85be73129f (このIDを非表示/違反報告)
めろ(プロフ) - NARUTOもヒロアカも大好きな私には美味しすぎる作品でゆっくり読むつもりが一気に読んじゃいました🥹！！！！！！続きも楽しみにしてます！！！！！原作軸に行くまでまだまだ長そうですが一生着いていきます🤝🏻！ (1月25日 4時) (レス) id: a428350e37 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - ねねさん» 嬉しかったしお陰で更新頑張れました！�┥呂砲發爾劼爾劼�付き合いください！😊 (1月22日 23時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メケメケ | 作成日時：2024年1月5日 14時
