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触れるもの全てを焼き尽くさんとする、炎の如き高熱のチャクラ。
対象を炎上させる付加効果もあり、風と並ぶ攻撃特化型だ。
燈矢が火の性質のチャクラを有している事を、考えた事がないわけではなかった。
意識の端で、Aは一度のみならず、何度かその可能性を思い浮かべた事があった。
それでもなお、意識の端以上にその可能性が上ってこなかったのは、期待というものはその姿を容易く不安や絶望に変えてしまう事を、無意識的に理解していたからに他ならない。
口から大量の水を吐き、慣れた動作でボヤを鎮火させながら、こんなにも都合の良い話があっていいのだろうかと、Aは珍しく脳をフル回転させていた。
燈矢のチャクラは火属性だった。
それが意味するのはつまり＿＿＿＿、
『燈矢には、熱への耐性が備わってるんだよ』
火遁使いの忍が自らの炎で負傷しない事からも分かるように、火性質のチャクラは熱への対抗手段に成り得るのだ。
燈矢の場合はチャクラ量が少ないという欠点こそあるものの、使い方さえ工夫すればいくらでも戦闘の幅は広げられる。
『チャクラコントロールがもっと上達すれば、蒼炎だってリスクなしに扱えるようになるかもしれない』
足から炎を出す時は足に火遁チャクラを集約し、手から放出したい時にはチャクラで手を保護すれば良い。
常時全身を覆えるほどのスタミナはなくとも、充分に驚異的な力を発揮出来るはずだ。
Aが燈矢の未来への可能性をつらつらと解説している間、燈矢は心ここにあらずと言った表情で自分のチャクラによって燃えかけた木を見つめていた。
Aの語りが右から左へ流れている訳ではないのだが、それが自分の話だという実感が持てずにいるのだ。
そんな姿を不思議に思ったAが、猫だましの要領で燈矢の眼前で両手を打つと、ようやく現実に回帰出来たらしい燈矢がびくりと肩を震わせる。
『私の話、ちゃんと聞いてた？』
もっと喜ぶ姿が見られると思っていたAが、横から顔を覗き込みながら尋ねると、燈矢は震える吐息を小さくこぼして視線を返した。
「……聞いてた。聞いてたよ、ありがとうA」
『これは燈矢の実力だよ』
「ううん、Aのお陰だよ。これだけじゃなくて、全部、あの晩の事も、出会った時の事も、あの日からずっと……いつも、沢山……ありがとう」
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メケメケ(プロフ) - ねねさん» ねねさ〜〜ん！！ありがとうございます！何かしらお力になれてるだなんて嬉しいです！なるべく早く書き始められるよう、やるべき課題をちゃっちゃと片付けて来ますね！笑 (1月25日 23時) (
レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - めろさん» NARUTO履修者、意外と少ない気がしていたので嬉しいです！！🤝 NARUTOとヒロアカは最高ですよね！！じっくり丁寧に書いてるので、確かに原作軸までまだまだ遠そうです笑 ありがとうございます！続きも頑張ります〜！ (1月25日 23時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
ねね - 7章完結おめでとうございます！！！こちらこそメケメケさんのおかげで学校でも頑張れています！！早く見たすぎて衝動が出てしまうのですが…笑これからも応援させていただきます！！ (1月25日 17時) (レス) @page50 id: 85be73129f (このIDを非表示/違反報告)
めろ(プロフ) - NARUTOもヒロアカも大好きな私には美味しすぎる作品でゆっくり読むつもりが一気に読んじゃいました🥹！！！！！！続きも楽しみにしてます！！！！！原作軸に行くまでまだまだ長そうですが一生着いていきます🤝🏻！ (1月25日 4時) (レス) id: a428350e37 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - ねねさん» 嬉しかったしお陰で更新頑張れました！�┥呂砲發爾劼爾劼�付き合いください！😊 (1月22日 23時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メケメケ | 作成日時：2024年1月5日 14時
