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「心臓が止まって、呼吸だってしてなくて、身体がどんどん冷たくなって………。あんな思いをするのは、もう二度とごめんだ。俺はもう、自分を大切にしないお前に……お前自身を任せておくのが怖い」
やはり昨日、自分はあのまま死んでいた。
その事実を受け止めてなお、Aの心が衝撃に揺れる事はない。
それは決して、覚悟していたからだとか、もしあのまま本当に死んでいても悔いは残らなかったからだとか、そんな理由からではなく、ただ単に、Aの自分の命に対する粗野な向き合い方が故だった。
そんなAにとって、自分の生死などよりも、あの廻が負感情を声に乗せ、弱気な言葉を並べ立てて項垂れている姿の方がよほど今は気がかりで、
『心配かけてごめん。迷惑かけてごめんね。沢山力を使って疲れたでしょ？』
いつもとは様子の異なる廻を気遣うような声掛けに、廻は唇を噛み、おもむろに頭をもたげた。
この少女が、廻の怒りの原因を決定的に履き違えているように感じたのだ。
迷惑などと、考えた事は一度もない。
むしろ廻にとっては、Aに何か大変な事があった時、真っ先に自分を頼って来ない事の方が許せない。
個性の行使で疲弊はした。
けれど、それに関して腹を立てる理由がいったいどこにあるというのか。
何も分かっていない。
何も伝わっていない。
それが誰のせいでもない事を理解していながら、廻はAを睨みつけた。
「………お前が今、こうして生きていられるのは何でだと思う？」
身を刺すような視線の鋭さ。先程よりも数段落ちた声のトーン。
それらが自分に向けられている現状に、Aはますます困惑を深めた。
だって廻は、いつだってAの前では優しかった。
口調が柔らかなわけでも、よく笑うわけでもなかったが、それでも廻はいつだってAを気遣い、家族を思い遣る心優しい少年だった。
だからAには、目の前の現実がなかなか上手く呑み込めない。
そんな事をするはずがないと思い込んでいた少年から、自分へと放たれる激しい怒りの感情に理解が停滞してしまいそうになる。
「鼓動の止まったお前の身体に、俺の心臓を移植しようと考えた。……そうするしかもう、お前を助ける方法が思い浮かばなかった。俺の個性ならそれが可能だったし、事実、今のお前の身体には俺の肉体の一部が融合してる」
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メケメケ(プロフ) - ねねさん» ねねさ〜〜ん！！ありがとうございます！何かしらお力になれてるだなんて嬉しいです！なるべく早く書き始められるよう、やるべき課題をちゃっちゃと片付けて来ますね！笑 (1月25日 23時) (
レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - めろさん» NARUTO履修者、意外と少ない気がしていたので嬉しいです！！🤝 NARUTOとヒロアカは最高ですよね！！じっくり丁寧に書いてるので、確かに原作軸までまだまだ遠そうです笑 ありがとうございます！続きも頑張ります〜！ (1月25日 23時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
ねね - 7章完結おめでとうございます！！！こちらこそメケメケさんのおかげで学校でも頑張れています！！早く見たすぎて衝動が出てしまうのですが…笑これからも応援させていただきます！！ (1月25日 17時) (レス) @page50 id: 85be73129f (このIDを非表示/違反報告)
めろ(プロフ) - NARUTOもヒロアカも大好きな私には美味しすぎる作品でゆっくり読むつもりが一気に読んじゃいました🥹！！！！！！続きも楽しみにしてます！！！！！原作軸に行くまでまだまだ長そうですが一生着いていきます🤝🏻！ (1月25日 4時) (レス) id: a428350e37 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - ねねさん» 嬉しかったしお陰で更新頑張れました！�┥呂砲發爾劼爾劼�付き合いください！😊 (1月22日 23時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メケメケ | 作成日時：2024年1月5日 14時
