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＿＿＿＿＿連絡先くらい、聞いておけば良かった。
縁側に腰かけ、温かな日差しを浴びながら、燈矢は先ほどから何十回と同じ後悔ばかりを繰り返し思い浮かべている。
趣ある日本家屋にふさわしい風光明媚な庭をぼんやりと眺め、ぶらぶらと裸足の足を揺らしては小さく息を吐く。
Aと最後に言葉を交わしたあの朝から、もう五日が経とうとしていた。
帰宅した当日は流石に家で大人しくしていたものの、Aとの連絡手段など一つも持っていなかった燈矢は、次の日の学校帰りに瀬古杜岳へと足を運んだ。
そうする以外に、Aに会う方法を思いつかなかったからだ。
苦い記憶がまだ新鮮に脳内に巣食う訓練場は、やはり惨烈な火災の爪痕をありありと残しており、あの晩の燈矢の暴走が如何に激しいものであったかを彷彿とさせた。
鮮やかだった緑は焼き払われ、訓練場を囲うように立ち並んでいた木々は焼け焦げ、中にはへし折られたように倒木しているものまであった。
惨たらしい光景に顔をしかめつつも、Aのお気に入りの大樹が何とかその姿を保っていたわずかばかりの幸運に安堵した。
そしてその日、いくら待てどもAが姿を現す事はなかった。
燈矢と同様に廻による治療を受けたとはいえ、前日に見たAの様子から、回復に時間がかかる事は予想がついていた。
仕方がないと受け入れて家に帰った燈矢は、次の日も、次の日も、そのまた次の日も同じような一日を過ごした。
そして今日、燈矢はとうとう瀬古杜岳には向かわずに、自宅でAの身を案じていた。
今日もAは居ないだろうという確信があった事に加え、一人であの場所に居ると、あの日の体験がフラッシュバックして怖かったからだ。
Aは今、少しは元気を取り戻したのだろうか。
悪い夢にうなされることなく、ちゃんと眠れているのだろうか。
彼女の無事を知る事が叶わないのが、酷くもどかしかった。
考えてみれば、燈矢はあの少女の事を知っているようで何も知らない。
連絡先はおろか、いつもこちらのやりたい事に付き合わせてばかりで、Aが好きな遊びも、好きな食べ物も、将来の夢だって分からない。
いつだって燈矢の望むものを与えてくれた彼女が何を望むのか、燈矢は知らない。
だからこそ今度は、自分が彼女に返す番だと、そう思う。
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メケメケ(プロフ) - ねねさん» ねねさ〜〜ん！！ありがとうございます！何かしらお力になれてるだなんて嬉しいです！なるべく早く書き始められるよう、やるべき課題をちゃっちゃと片付けて来ますね！笑 (1月25日 23時) (
レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - めろさん» NARUTO履修者、意外と少ない気がしていたので嬉しいです！！🤝 NARUTOとヒロアカは最高ですよね！！じっくり丁寧に書いてるので、確かに原作軸までまだまだ遠そうです笑 ありがとうございます！続きも頑張ります〜！ (1月25日 23時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
ねね - 7章完結おめでとうございます！！！こちらこそメケメケさんのおかげで学校でも頑張れています！！早く見たすぎて衝動が出てしまうのですが…笑これからも応援させていただきます！！ (1月25日 17時) (レス) @page50 id: 85be73129f (このIDを非表示/違反報告)
めろ(プロフ) - NARUTOもヒロアカも大好きな私には美味しすぎる作品でゆっくり読むつもりが一気に読んじゃいました🥹！！！！！！続きも楽しみにしてます！！！！！原作軸に行くまでまだまだ長そうですが一生着いていきます🤝🏻！ (1月25日 4時) (レス) id: a428350e37 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - ねねさん» 嬉しかったしお陰で更新頑張れました！�┥呂砲發爾劼爾劼�付き合いください！😊 (1月22日 23時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メケメケ | 作成日時：2024年1月5日 14時
