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若干涙目になりながら、下唇を緩く噛みしめてプルプルと震える燈矢の頬はみるみる赤く染まっていき、耳の先まで真っ赤になってしまったところで、
「おいおい、赤くなるなよ気色悪い」
「ちっげーよ！！あんたに見られてどうこう思う訳ないだろッッ！？」
羞恥とも怒りともつかぬ赤色を浮かべたまま、燈矢が叫ぶ。
あのAに全部見られていたのだと気づいてしまったからこそ、今こんなにも死にそうに恥ずかしいのだ。
両手で自分の顔を覆い、呻き声を上げながらジタバタと布団の中でのたうち回る燈矢の姿に、廻がふっと口角を上げた。
「ざまぁみろ」とでも言いたげな笑みと、燈矢の醜態に思わず吹き出してしまったかのような笑みが混ざった口元を片手で隠しながら、これで用事は済んだとばかりに、後ろのAに身体を向ける。
肩と膝裏に下から手を差し込み、服の裾がめくれないよう注意しながら、Aの身体を持ち上げた。
「ま、待って……。行っちゃうの？」
「いつまでもAを硬い床の上に寝かせておけないだろ」
布団から顔だけを出している燈矢が、立ち上がった廻に不安げに声をかける。
「どこに連れてくの？てゆーかそもそもここはどこで、俺はどうやって家に帰ればいいの？」
「お前が気にする事じゃない。ここがどこなのかも教えられない。お前がどこから来たのか知らないが、頼りになる大人を一人連れて来てやるから、もうしばらくここで待ってろ。その人がお前を家まで送って行ってくれるはずだ」
それ以上の問いかけには聞く耳を持たず、有無を言わせない態度で部屋を出て行こうとした廻は、姿が見えなくなる直前、「ああ、そうだ」と燈矢に背を向けたまま口を開いた。
「＿＿＿＿お前が本当にAの友達だって言うなら、二度とこいつにあんな言葉を言わせるなよ」
悲しみに満ちたAの姿が、燈矢の脳裏に蘇る。
普段、自分の気持ちを表出す事などない少女から初めて感じた、繊細で鮮烈な感情だった。
息が詰まるほどの苦しみを思い出し、哀しさとごちゃ混ぜの愛おしさが激しく胸に叩きつけられるのを感じながら、燈矢は廻と、自分自身の心に誓った。
「うん。言わせない。Aの心も………全部丸ごと、俺が守るよ」
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メケメケ(プロフ) - ねねさん» ねねさ〜〜ん！！ありがとうございます！何かしらお力になれてるだなんて嬉しいです！なるべく早く書き始められるよう、やるべき課題をちゃっちゃと片付けて来ますね！笑 (1月25日 23時) (
レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - めろさん» NARUTO履修者、意外と少ない気がしていたので嬉しいです！！🤝 NARUTOとヒロアカは最高ですよね！！じっくり丁寧に書いてるので、確かに原作軸までまだまだ遠そうです笑 ありがとうございます！続きも頑張ります〜！ (1月25日 23時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
ねね - 7章完結おめでとうございます！！！こちらこそメケメケさんのおかげで学校でも頑張れています！！早く見たすぎて衝動が出てしまうのですが…笑これからも応援させていただきます！！ (1月25日 17時) (レス) @page50 id: 85be73129f (このIDを非表示/違反報告)
めろ(プロフ) - NARUTOもヒロアカも大好きな私には美味しすぎる作品でゆっくり読むつもりが一気に読んじゃいました🥹！！！！！！続きも楽しみにしてます！！！！！原作軸に行くまでまだまだ長そうですが一生着いていきます🤝🏻！ (1月25日 4時) (レス) id: a428350e37 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - ねねさん» 嬉しかったしお陰で更新頑張れました！�┥呂砲發爾劼爾劼�付き合いください！😊 (1月22日 23時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メケメケ | 作成日時：2024年1月5日 14時
