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両手をあたふたと動かしながら必死に無罪を主張していた燈矢は、ふと目の前の少年もやたらと肌色の割合が多い事に気が付いて固まった。
上裸の廻が履いている黒のスウェットと、Aの着ていた黒いワンピース＿＿＿それがワンピースではなく、廻のセットアップである事が脳内で結びついた時、燈矢は露骨なほどに口をへの字に曲げていた。
彼シャツなんて概念はまだ知らない。
けれど、衣服の貸し借りから感じられる二人の親密度と、まるでAを自分のものだと見せびらかしているかのような廻の独占欲に、何だか胸がモヤっとしたのだ。
「これ以上この空間にAを置いておきたくない。俺は答えたんだから次はお前の番だろう。Aとの関係性、それから昨晩の出来事の詳細を今すぐ簡潔に話せ」
「………俺は、Aの友達だよ。昨日は、Aと喧嘩して……ううん、そもそも俺は自分の家族とも全然上手くいってなくて、不安定になった精神がきっかけで、個性の炎が暴走したんだ。周りの森一帯を焼き尽くして、近くにはAだって居て、抑えなきゃって何度も思った。それなのに、自分じゃどうしてもコントロール出来なくて……俺は、Aを巻き込んだ」
両者睨み合いながら始まった燈矢の回想だったが、話が進むにつれ、昨晩の悲惨な体験を鮮明に思い出していく燈矢の視線は下がり、声の調子も落ちていく。
「炎に焼かれてた時の事は、正直あんまり覚えてない。あの炎がどうやって消えたのかも分からない。覚えてるのは、痛みと……Aをこの手で殺しかけた、恐怖くらいだ。情けない話だけど、きっと俺が意識を飛ばしてる間にAが何とかしてくれたんだと思う。気が付いたら俺は、このベッドの上だったから」
Aを危険な目に遭わせた負い目を感じている燈矢は、一度Aを遠ざけようとした事実は伏せて、自分がAを巻き込んでしまった結果だけを正直に話した。
Aを大事に思う廻を相手に言い訳めいた言葉など吐けるはずがなかったし、そもそもそれを口にすると、まるで戻って来たAに非があるかのような意味合いを含んでしまう気がして、燈矢自身が言いたくなかった。
この手厳しい少年の怒りを受け止めるのは、Aを傷付けた燈矢の役目であり、それが負うべき責任だ。
話を終え、床に視線を落としたまま、断罪の時を待つ燈矢に投げられた宣告は＿＿＿、
「長い」
呆れ混じりの短過ぎる一言に、燈矢は思わず顔を上げた。
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メケメケ(プロフ) - ねねさん» ねねさ〜〜ん！！ありがとうございます！何かしらお力になれてるだなんて嬉しいです！なるべく早く書き始められるよう、やるべき課題をちゃっちゃと片付けて来ますね！笑 (1月25日 23時) (
レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - めろさん» NARUTO履修者、意外と少ない気がしていたので嬉しいです！！🤝 NARUTOとヒロアカは最高ですよね！！じっくり丁寧に書いてるので、確かに原作軸までまだまだ遠そうです笑 ありがとうございます！続きも頑張ります〜！ (1月25日 23時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
ねね - 7章完結おめでとうございます！！！こちらこそメケメケさんのおかげで学校でも頑張れています！！早く見たすぎて衝動が出てしまうのですが…笑これからも応援させていただきます！！ (1月25日 17時) (レス) @page50 id: 85be73129f (このIDを非表示/違反報告)
めろ(プロフ) - NARUTOもヒロアカも大好きな私には美味しすぎる作品でゆっくり読むつもりが一気に読んじゃいました🥹！！！！！！続きも楽しみにしてます！！！！！原作軸に行くまでまだまだ長そうですが一生着いていきます🤝🏻！ (1月25日 4時) (レス) id: a428350e37 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - ねねさん» 嬉しかったしお陰で更新頑張れました！�┥呂砲發爾劼爾劼�付き合いください！😊 (1月22日 23時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メケメケ | 作成日時：2024年1月5日 14時
