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廻らしい突き放し方だが、そのついでが自分にとってどれほどのありがたみを持つのか分からないほど、燈矢は愚かでも恩知らずでもなかった。
本気で死を覚悟していたあの状態から、こうして全快させられるような力を持つ人間はきっとそうはいない。
たとえ廻の気まぐれで与えられた恩恵だったとしても、それが感謝をしない理由にはならない。
そして何より、この少年がAを救ってくれたという事実に、心の底から湧き上がってくる溢れんばかりの感謝があった。
「ありがとう……。本当に、ありがとうございました」
愛想のない返答を受けてなお深々と頭を下げる燈矢の姿に、廻は眉をひそめてみせた。
「悪いが、言葉だけの謝礼になんて価値を見出せそうにない。そして俺は、何の利益にもならないものは受け取らない主義なんだ」
悪いなどとは微塵も思っていなさそうな仏頂面で言ってのける廻である。
こいつA相手にはそんな事言ってなかっただろ＿＿＿と、再びAと自分との対応格差を思い知らされた燈矢は、変わらない感謝の念を抱きつつも、頭の中で廻をしっかりと感じ悪い奴認定した。
「じゃあ、俺は何を返したらいいの？」
「それを自分で考えるのが救われた側の義務なんじゃないのか？」
「……………」
何だこいつは。ああ言えばこう言うのハードモードにも限度があるし、放つ言葉全てが見事に感じ悪い。
落ち着け落ち着け相手は恩人＿＿＿＿
ショートパンツを履いている事が多いAの脚など見慣れているが、着ているワンピースの丈が短いのか、それがさらにめくれあがっているせいか、普段よりも露出の多い太腿はなかなかに際どいところまで肌が見えていて、燈矢は反射的に首をひねって目を背けた。
何となく、見てはいけないものを見てしまったかのような背徳感を感じていると、「おい」と腹に重たく響くような低音が聞こえた。
呼ばれて振り返れば、Aの服の裾を押さえながら、Aを背後に隠すように身体を前に移動させた廻が、眦を吊り上げてこちらを見ていた。
いわゆるガチ切れの気配である。
「わ、わざとじゃない！それに、そんな短いワンピース着てるAだって悪いだろ！？」
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メケメケ(プロフ) - ねねさん» ねねさ〜〜ん！！ありがとうございます！何かしらお力になれてるだなんて嬉しいです！なるべく早く書き始められるよう、やるべき課題をちゃっちゃと片付けて来ますね！笑 (1月25日 23時) (
レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - めろさん» NARUTO履修者、意外と少ない気がしていたので嬉しいです！！🤝 NARUTOとヒロアカは最高ですよね！！じっくり丁寧に書いてるので、確かに原作軸までまだまだ遠そうです笑 ありがとうございます！続きも頑張ります〜！ (1月25日 23時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
ねね - 7章完結おめでとうございます！！！こちらこそメケメケさんのおかげで学校でも頑張れています！！早く見たすぎて衝動が出てしまうのですが…笑これからも応援させていただきます！！ (1月25日 17時) (レス) @page50 id: 85be73129f (このIDを非表示/違反報告)
めろ(プロフ) - NARUTOもヒロアカも大好きな私には美味しすぎる作品でゆっくり読むつもりが一気に読んじゃいました🥹！！！！！！続きも楽しみにしてます！！！！！原作軸に行くまでまだまだ長そうですが一生着いていきます🤝🏻！ (1月25日 4時) (レス) id: a428350e37 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - ねねさん» 嬉しかったしお陰で更新頑張れました！�┥呂砲發爾劼爾劼�付き合いください！😊 (1月22日 23時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メケメケ | 作成日時：2024年1月5日 14時
