【黒バス】転生少女のキセキな激闘

《 現実の親友を紹介するにあたって 》 ページ3

「おはよー」

遅刻ｷﾞﾘｷﾞﾘと言ってたものの、Aは自転車のﾍﾟﾀﾞﾙをこれまでにない程漕いだ所為か

朝礼の5分前には教室に入る事に成功した。

髪は乱れ、全力で漕いだ為に肩で息をするAに朝ｲﾁで話し掛けてきたのは

彼女の親友、大石彩香である。

「カメ、朝からお疲れだねw取り敢えず前髪整えな？」

笑いながら櫛を貸してくれる彼女、大石彩香は中学からの馴染みだ。

趣味も合うせいか短期間で互いの距離も縮まり、今ではあだ名で呼び合う仲である。

「あっ…りがと。ﾊｧﾊｧ………ぅ、ぐえっぽ」←

「ちょ、カメ大丈夫かよ(;´･ω･｀)頑張ったのは解るけど吐くなし。テッちゃんかお前は」

「吐いて…ねぇやい。おーちゃん、私はいつでも元気ﾊﾂﾗt……うぉええぇぇぇ」









大石彩香こと、おーちゃんは面倒見がよく女子なのに格好いいとAは思う。

長い前髪をﾋﾟﾝで止めて耳に掛け、後ろの黒い長髪をﾎﾟﾆｰﾃｰﾙにまとめるという外見もそうだが

毒舌でﾄﾞSな部分は差し置いて、困った人にはどんな人間であろうと手を差し伸べて

真面目に頑張る人を誠実に応援し、努力をしない者は影で相当嫌うというｻｯﾊﾟﾘとした内面を持つ｡

自分の事に関してもそうだ。

いつもﾄﾞｼﾞをかまして荷物を忘れたり転びかけたりすると

「馬鹿」やら「阿呆」やら言ってくるが

なんだかんだ言って代わりに取ってきてくれたり絆創膏をくれたりと

優しい思いやりもあるのだ。

そんな男前な彼女でも、時折言葉を読み間違えて赤面したり

抱き着いてきたりと可愛らしい一面を見せるので


(おーちゃん今日もﾏｼﾞでｲｹﾒｿ。もう早く高校卒業して嫁にしたいわ)


と思っている。あ、百合じゃないよ？←

そんな風に考えてにやけている最中、ﾁｬｲﾑと共に先生が入室し、朝礼が始まった。

今日も現実世界の歯車が1日分回り出す。









(てゆーか、おーちゃんがｴﾌﾟﾛﾝ着て「おかえりカメ、寂しかったとか思ってないよ///」とかﾂﾝﾃﾞﾚｽｷﾙ発動させて料理作って家で待ってくれたら仕事徹夜で頑張れるし。その前に「行ってきます」のﾁｭｰのﾙｰﾙ作るし)←

そんなAである。

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ラッキーカラー

あずきいろ

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