何に怒ってんのか ページ9
「あなたが怒る理由はないわよ」
「灰原...」
「みんな大丈夫だった?」
「えぇ!僕達は逃げてる最中に転んだだけですから」
転んだ_____早く立たないと追いつかれる
そんな中で暗い夜道を彼らは走っていた
「コナンくん!」
「蘭姉ちゃん...」
「良かった無事で!」
「みんなも無事じゃったか!!」
「「「博士!!」」」
その日はそこで別れた
だが次の日
コナンは彼らと口を聞かず、1人でいた
彼らは昨日のことを謝ったが何も返さずにどこかに行っしまったと
✲ ✲
『成程ねぇ』
「このまま口聞いてくれなかったらどうしよう!」
『....大丈夫よ。そんな事ないから』
「え?」
「なに?」
『引きずってんだね』
「A姉ちゃんには関係ないじゃん」
目を合わせようともしない
初めてこの子が子供に見えた...
『......君はあの子たちに怒ってんじゃないでしょ?』
「...」
『犯人が見てたことに気づけなかったこと,あの子たちを危険な目に合わせたこと
___つまりは自分に腹立ててんだ』
そういうと悲しい顔をした
当たりだったな
『ズバッと言うけどさ
それただの八つ当たりだよ』
「_!」
『あの子たちに怒ってんじゃないんなら今まで通り接すればいいのに、あんな態度とるなんて』
「....分かってるよ」
『分かってんならもう辞めな』
「みんなは友達なんだ。俺が守ってやらねぇと」
『だったら尚更あの子たちのそばに居ないとね。
ほら、仲直りしておいで』
「...うん」
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作者名:地炎 美羅 | 作成日時:2020年8月16日 13時