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出来事 ページ7

昨夜




「あの家ですか?元太くんが言ってた古家」

「おう、今日もおばさん遅くにしか帰らねぇって」

「なら、空き巣が来るかもしれないね!」

「コナンくんと灰原さんに内緒で調査するなんてワクワクしますね!」









「内緒なわけねぇだろ」

「えっ!?こ,コナンくん!!」

「ったく...おめぇらがあんな話するから絶対やると思ったよ。ほら、帰るぞ」

「でも、空き巣犯が来るかもしれないのに!」

「あのなぁ〜、警察でも手を焼いてる奴にそう簡単に会えるわけ」

「あっ!あれ!!」






視線を向けた先には家の塀を乗り越えようとする人物がいた





「(おいおいマジかよ...)」

「行こうぜ!」







古家の鍵はこじ開けられていた


入ってまだそんなに時間はたってはいない

空き巣犯は中にいるだろう





「(とりあえず灰原と博士に連絡しとくか)」

「でもどうして空き巣犯は古家ばかりを襲ったんでしょうか?」

「金ありそうだからじゃねぇのか?」

「高そうなツボとか置いてたりするからじゃない?」

「いや、そういう意味で狙ってたんじゃない。
多分、鍵が古いところを狙ってたんだ」

「鍵?」





コナンは中に入り、3人に家の鍵を見せた




「見ろよコレ、この鍵はネジみたいにクルクル回して閉めるネジ締めり錠。
今どきこんなの小窓とかにしか使われてねぇやつだぜ」

「へぇ〜、でもこれだからって外から開けられるとは」

「まぁ確かに。
これがちゃんと鍵としての役割を果たしてたならな」

「どういうことだよ」

「ネジの部分が錆び付いてるのを見ると、おそらくこうやって扉を揺らすと」




カタカタと前後に扉を揺らした


すると鍵がだんだん動き始める




「な?揺れで鍵が外れちまうんだよ」

「成程!」

「じゃあ襲われたところの鍵が全部こんなボロかったのかよ?」

「いいや、今回がコレなだけで後は自力で開けたんだろう。
実際この扉にもこじ開けようとした跡があるからな
多分こじ開けようと揺らしてる時に鍵が外れたから中に入れたんだろうぜ?」






それじゃあ突入しようと張り切っている3人だが




「バーロ!凶器持ってたらどうすんだ!?」

「でもここまで来たのに無視するなんて出来ないよ」

「俺たち少年探偵団だからな!」

「__はぁ、分かった。俺が行くからお前らそこで待ってろ」

「ちょっとコナンくん!!」

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作者名:地炎 美羅 | 作成日時:2020年8月16日 13時

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