動き出した黒【名探偵コナン】 (ページ46)

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毒のカップページ46

｢だってボクがカップに毒を塗ったら絶対外に出ないもん!
自分がいない間に勝手にカップを拭かれちゃったり､カップの位置やお茶の種類を変えられたら...
どれが毒のカップかわからなくなっちゃって大変だからさ!｣

｢た,確かに...｣

｢じゃあ犯人はいつどうやって毒を?
そしてその毒の容器はどこに行ってしまったんでしょうか?｣

｢こりゃー
この病室をまた徹底的に調べ直すしか...｣

｢そんなのする事ないよ!
1人いるじゃない!堂々とカップに毒を塗れて...そのカップから一度も目を離さなかった人...｣

コナンはある人の方へと視線を動かし“だよね?”と聞いた｡それはあとは頼んだぞというようなものだ｡

｢ゼロの兄ちゃん!｣

『ゼロ..』

｢お前わかってんのか?｣

｢え,えぇ...今のコナンくんのヒントで何となく...
その人物は事前に毒を塗る事も､その毒の容器を捨てる事もでき...犯行当時､この病室から一歩も外に出る事無く...
毒を塗った自分のカップを被害者のカップとスリ替えるチャンスを虎視眈々と狙っていた人物...｣

｢それは高坂樹理さん...あなたしかいませんよね?｣