心配なく ページ22
<美味かった>
『_((微笑』
あれから走って帰っていたからメールが来ていることに気づかなかった
今日のことは....まぁ知らせる程でもないか
途中から気配しなくなったし
安室さんについて行ったのかと思ったけど、そうでもなさそう
ピンポーンッ!
『あ』
モニターを見ると隣のおばさんだった
「Aちゃん、ごめんねこんな時間に」
『いえ、どうかされましたか?』
「昼間にくれた栗赤飯のお礼よ。
肉じゃが作ったから食べて!」
『ありがとうございます。わざわざイイのに』
「いいえ!あんな美味しいの渡されたら主婦のプライドが許さないわ!!」
ぷ,プライド..
おばさんは熱血系だったのか
「あら?お客さんね。じゃあまたね」
『は、はい...お客さん?』
「俺だ」
『___今日は防衛学校の生徒のしつけするんじゃなかったんですか?』
「来週にまわしてもらった。
それより_ほら、検査の予約」
『ぁ、ありがとうございます』
お前のことだから後回しにしてただろ?と言われた.... 図星です
「来週の日曜だ。俺はその日も仕事だから付き添えないが、結果が分かったたらメールでもいいから知らせろよ?」
『はい。これからまた仕事ですか?』
「まぁな、来月は国外かもしれん」
『よくある事じゃないですか。何か問題でも?』
「バーボンに付きまとわれてるみたいだな」
『__部下を使いましたね?』
「公安部を覗くなどこちらには簡単なこと」
『特に何をされても訳でもないので、ご心配なく』
「ならいいが...」
その時のあの人の顔はいつもより険しかった
NOCだというのにどうしてそこまで警戒するのだろう?
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作者名:地炎 美羅 | 作成日時:2020年8月16日 13時