動き出した黒【名探偵コナン】 (ページ21)

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誰も知らない行動ページ21

暗い路地裏,落書きの壁

誰もが気味悪がるその場所には

_____血溜まりがあった

｢な,んで....ぉれが....｣

今日､ポアロで騒いでいた男

_____首から大量の血を流し

服まで真っ赤になっている

男の首をナイフで傷つけた犯人は証拠が残らないように直ぐにその場を去った

路地裏から出ると車が止まっていた

運転席の窓があくと

｢あら､早かったのね｣

｢こっちも彼女を追ってたから｣

ブロンドヘアーの女は血が着いた服を畳んで相手に渡した

｢珍しいね､ベルがナイフ使うなんて｣

｢銃声上げたらあの子に気づかれちゃうでしょ?
突然の事だったからサイレンサー持ってきてなかったし｣

溜息をつきながら車に乗り込んだ

｢ごめんごめん...あのクズが彼女に付きまとうから｣

｢まぁいいわ､貴方の顔も見たかったし｣

｢ずっと電話だったもんね｡
あ!この前､彼女と目が合ったんだ!｣

｢ちょっと､なに勝手なことしてるの｣

｢だって!顔が見たかったんだもん!｣

やれやれと呆れていると相手は頬をふくらませて

｢好きなんだからしょうがないじゃん...｣

｢まぁ私もあの子の性格は気に入ってるから分からなくもないわ｡
でも程々にしてちょうだい｣

｢は～い｣

機嫌が直ると

エンジンをかけて車を走らせた