逞しい女警察 ページ18
『貴方のような人、仕事でよく見るんですよ。
会社や家庭のストレスをぶつける人』
「ッ!!」
『店員が何も言えないからってそうやって怒鳴って八つ当たりするの
.......社会人としてどうなの?』
「う、うるせぇ!!」
あ、何も言い返せなくなったからそういうこと言うんだ
『うるさいんなら出ていけば?
貴方がここの悪口言おうが、女子高生や上に住んでる毛利探偵
___私が気に入ってるから
出ていけ』
「す,すみませんでしたッ!!」
ああやって逃げるように帰っていくとよりダサいのに...
「Aさん、ありがとうございます!!」
『いえいえ、お礼を言うなら女子高生たちと安室さんに』
「皆さん、ありがとうございましたッ!!」
「あの女警察の人、マジかっこよかったね!」
「テレビで見るより迫力ある〜」
見ない方がいいよ、ああいう警察の番組
怖くて外歩けない人とか居そうだし
「優秀だね」
『そりゃどうも』
「Aさんってイケメン!」
『はい?』
梓さん、何言うんですか!?
✲ ✲
クレーマーを追い出した彼女は本当に逞しく見えた
だが__
『出ていけ』
あの時の目、獲物を捕える獣のよう
そして途中から感じた殺気
【誰でもね】
ベルモットの言ってたあの言葉....
半信半疑だが納得はいく
彼女の優しさや正義感からして人を殺めるとは考えにくい
それよりも
『女子高生や上に住んでる毛利探偵
___私が気に入ってるから』
それが嬉しかった
僕が無理やり連れてきてるから安心した
「安室さん?....安室さん!!」
「ぇ!あぁ...はい」
「オーダー溜まってるんで手伝ってもらっても?」
「分かりました!」
シフト終わるまで頑張ろ
387人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:地炎 美羅 | 作成日時:2020年8月16日 13時